コスタンティーノ・ドラッツィオ

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ミケランジェロの焔 新潮クレスト・ブックス

コスタンティーノ・ドラッツィオ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105901912
ISBN 10 : 4105901915
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ルネサンス随一の天才、その奥に秘められた哀しみと孤独。圧倒的才能を誇りながら、周囲との軋轢が絶えなかった孤高の芸術家。イタリアの人気美術キュレーターが、ミケランジェロになり切って、一人称でその複雑なパーソナリティと人生を描く伝記的小説。

【著者紹介】
コスタンティーノ ドラッツィオ : 1974年生まれ。美術史家、作家、現代美術のインスタレーションも手がける展覧会キュレーター。イタリア国営放送でアート番組を受け持ち、新聞や雑誌への寄稿も多い

上野真弓 : 1959年生まれ。翻訳家、文筆家。ツーリズム別府大使。成城大学文芸学部芸術学科西洋美術史専攻卒業。1984年12月よりローマ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たま

    著者はイタリアの有名キュレーター、翻訳出版はクレストブックスの一冊とあって文学的香気に満ちた作品を予期して読み始めたが…ミケランジェロ自身が家族や依頼主との関係(おもに金銭の話)と自作をぶっきらぼうに語り、香気はナシ。身体は頑健、人付き合いは下手、石との格闘だけが情熱という人柄がそのまま伝わってきた。メディチ家や教皇らの金の使い方のずさんさ、栄華を誇るための誇大妄想的教会や墓所計画には辟易する。こういう風だったからこそルネサンス期の美術が今日なお燦然と輝いているのかもしれないが。

  • nobi

    ミケランジェロ24歳の時のピエタを前にした時震えるような感動があった。84歳の時のロンダニーニのピエタも見てみたい。その焔のような創造力を生涯発揮しつづけた彼を、ドラッツィオは一人称で描いていく。事実と想像を分けてもらった方がと思いつつ、当時のローマやフィレンツェ、メディチ家の晩餐、ローマの劫掠時に身を潜めた礼拝堂の地下、システィナ礼拝堂の天井画を描く大変さ、力強さと優美さとを放つダヴィデに立ち向かう姿…が目の前に。九十歳を前に「サン・ピエトロ寺院の「ピエタ」が猛烈に見たくなった」との語りもありえたかも。

  • 星落秋風五丈原

    ルネサンス期、イタリアは国としては分裂していたのに、天才画家が三人も出そろった。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエッロ、そしてミケランジェロ・ブオナッローティ。本編の主人公である。映画『華麗なる激情』でも、権力者にも我が意を曲げない頑固なミケランジェロが描かれたが、本作もそのイメージを裏切らない。ミケランジェロの書簡や同時代の伝記をベースに書かれた小説であり、想像も加味されている。最終章以外全てミケランジェロの独白になるため、その人物像に異を唱える事が難しい。

  • 川越読書旅団

    最後の審判、ダビデ像、サン・ピエトロのピエタ、世界的に最も知られる宗教画と彫刻を残したルネサンス期を代表するミケランジェロ。残された多くの資料と、彼が生前家族にしたためた手紙を巧みに引用し、孤高の芸術家ミケランジェロを見事に描く伝記敵小説。同時代を生きたダ・ビンチやラファエルロとの関係性なども垣間見え、非常に興味深く読了。

  • 信兵衛

    訳者の上野真弓さんが最後に「この本を読むあなたはきっとミケランジェロがすきになるだろう」と語っていますが、まさにそのとおりです。それだけの魅力を含んだ一冊です。お薦め。

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