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過去と思索 第五分冊 岩波文庫

ゲルツェン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003860441
ISBN 10 : 4003860446
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一八五一年十二月二日、大統領ルイ・ナポレオンがクーデタを起こし、翌年には皇帝につく。家族の悲劇に相次いで見舞われたゲルツェンは失意のままロンドンへ。「四八年」が日々遠のいて行く中で、革命の夢をなおも追い求める亡命者たち。支援を続けながらも、彼らを見つめるゲルツェンの目は冷え冷えとしている。(全七冊)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    憧れの地、フランスの掌返しな市民の自由主義に失望し、先にスイスに亡命したゲルツェン。しかし、後で合流する筈だった母と息子は海の藻屑と化してしまう。亡骸さえも見つからない状況を嘆く沈没被害者達の様子の筆致は胸を掻きむしるような痛ましさを伝えてくる。更に追い討ちを掛けるのはイェルゲン一家の、恩を仇で返す様な粘着攻撃(+何も知らない外野の参戦)だった。亡き子供をも侮辱する書簡に病床にいても優しいナターシャが遂にキレる!一方、その後、フランスを捨て逃げた文化人に対してのゲルツェンの毒舌と皮肉は相変わらずだった。

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