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ISBN 10 : 4639024290
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Content Description
アメリカ北西海岸のネイティブは、農耕とは無縁の生活を行っていたいわゆる採集狩猟民であるが、一方で、奴隷まで存在した階層化社会を作り上げていた。考古学的な遺跡と遺構をもとにした編年研究のもと、ビンフォードに学んだ理論考古学を駆使し、採集狩猟民の社会の実態を浮き彫りにする。
目次 : 第1章 序章/ 第2章 生態系:自然環境と人口動態/ 第3章 アメリカ北西海岸最初の人々/ 第4章 パシフィック期と近代/ 第5章 アメリカ北西海岸の生業/ 第6章 世帯とその外延世界/ 第7章 社会的地位と儀礼/ 第8章 戦争/ 第9章 北西海岸の美術/ 第10章 結論
【著者紹介】
ケネス・M.エイムス : 1945年生まれ。ジョージ・ワシントン大学から進んだニューメキシコ大学大学院にて、プロセス考古学の泰斗ビンフォードに師事したのち、ワシントン州立大学でPhdを取得した。アイダホ州を中心にハットウェイ遺跡などの発掘調査に従事する仕事についたが、主たる調査研究の領域は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州北部の内陸と海岸域、合衆国のワシントン州・アイダホ州のスネーク川・クリアーウォーター川流域である。その後、ワシントン州・オレゴン州のコロンビア川下流域の調査研究に従事した
ハーバート・D.G.マシュナー : 1958年生まれ。ニューメキシコ大学でビンフォードに学び、アラスカ大学大学院を修了したのち、カリフォルニア大学サンタバーバラ校にてPhdを取得した。現在、南フロリダ大学人類学・地球科学学科の教授および同大学の仮想空間分析センター長を務める。アメリカ北西海岸とアラスカ半島、内陸の広い範囲の考古学を指導してきた。アラスカやシベリアを含む広大な北太平洋地域の先史学に焦点を合わせており、最近では、定住集落や戦争の考古学、3D技術を用いた地理的空間分析や考古理論に関心を寄せており、地理情報システムにもとづく考古学的調査、ダーウィンの進化論にもとづく北太平洋の考古学の著作を出版している
佐々木憲一 : 1962年東京生まれの京都育ち。ミシガン大学1986年卒業、ハーヴァード大学人類学研究科大学院博士課程1995年修了、Ph.D.(学術博士)。国際日本文化研究センター講師などを経て、明治大学文学部教授
設楽博己 : 1956年群馬県生まれ。静岡大学人文学部卒業後、筑波大学大学院歴史人類学研究科博士課程単位取得退学。国立歴史民俗博物館考古研究部助手、同助教授、駒澤大学文学部助教授、教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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