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グローバル経済の誕生 貿易が作り変えたこの世界

ケネス・ポメランツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480867230
ISBN 10 : 4480867236
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あらゆるものを商品化する狂気のシステム。グローバルヒストリーの名著、本邦初訳!

目次 : 第1章 市場の掟/ 第2章 輸送技術の進歩は人類に何をもたらしたのか/ 第3章 ドラッグ文化の経済学/ 第4章 商品は世界を廻る/ 第5章 暴力の経済学/ 第6章 市場はどのようにして創られたか/ 第7章 世界貿易と工業化の歴史

【著者紹介】
ケネス・ポメランツ : 1988年にイェール大学より博士号(Ph.D)を取得。カリフォルニア大学(アーバイン校)歴史学部教授を経て、2012年6月からシカゴ大学歴史学部教授。専門は、近代中国史。グローバル経済の形成を読み解き、「先進的」西洋中心史観による従来の歴史観を批判する。Journal of Global Historyの創設メンバーの一人で、アメリカ歴史学会会長。東アジア史研究のジョン・K・フェアバンク賞および世界歴史学会・ブック賞を受賞した著書がある

スティーヴン・トピック : 1978年にテキサス大学より博士号(Ph.D)を取得。カリフォルニア大学(アーバイン校)歴史学部教授。専門はラテンアメリカ史。「先進国」による収奪をテーマにした研究を行っており、特にブラジル研究に力を入れている

福田邦夫 : 明治大学商学部教授。経済学博士。専門は国際貿易論

吉田敦 : 明治大学商学部助教、千葉商科大学商経学部非常勤講師。商学博士。専門は国際貿易論、国際経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • skunk_c

    貿易が世界の中でどのように発達し、各地を結びつけ、影響を与え合っていったかを、多くのトピックにより説明したもの。トピックひとつひとつは数ページであるが、章ごと、また全体を読み進めていくと、表題どおりのグローバル化の像が浮かび上がってくる。奴隷制度、プランテーション、鉱山などの生産現場についても紹介されており、知らないことも多く有用であった。基本的に欧米中心史観から距離を置こうとしており、むしろ従来のそうした傾向に警鐘を鳴らしている。ただし翻訳についてはかなり疑問点も感じた。特に「奴隷」の語の扱いが杜撰。

  • ヒデミン@もも

    ゼミ試験。大学図書館。◎「必要は発明の母か?」誰がいつ、何が必要だと決め、何が発明の母となるのか? この本、欲しい。欲しいが高い。今の私には必要か。。。

  • 1.3manen

    2006年初出。グローバリゼーションは独創的見解ではない、と冒頭で切って捨てている(12頁)。これには驚き。プランテーション。苦力(クーリー)が連行された。スエズ運河は異文化を引き合わせた一方で、西欧人の生活様式と統治方法が取り入れられ、相互に文化を引き裂くことにもなった(106頁)。必ずしも交通の利便性がよい方に転ぶとは限らない。リニアも大丈夫か。輸送にも、「暴力による強制労働のシステムこそが重要なのである」(114頁)。西欧人がいかに甘いもの好きであったかは奴隷の歴史を紐解けば明らか(159頁)。

  • KAZOO

    この題名からすると、国際経済論をイメージしていたのですが、世界経済に関する文明論というべきものであると感じました。内容的には非常に面白く一つ一つの章どれをとっても興味を持って読むことができ、商品は世界をめぐるみたいな感じもあって私にとってはいい本でした。

  • やまやま

    世界史における交易の実態をふんだんに紹介する。新大陸の発見、奴隷貿易、アヘン戦争、東インド会社等の振る舞いを理解する観点を得ることができる。正直なことを言えば、暗黒史でもあり、これでもかこれでもかと、経済起因の非人間的な実態を投げつけられると、結構辟易したのも事実である。一方、共同体的な社会生活の維持が価値あるものということで、市場が成立するためには(経済的)競争だけでなく人々の協同も必要になるということが、かろうじて未来に希望を託せる点となった。地域の文化や伝統が世界で通用するか。原著では新版あり。

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