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名画とは何か ちくま学芸文庫

ケネス・クラーク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480096845
ISBN 10 : 4480096841
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

西洋美術の碩学が厳選された約40点を紹介。なぜそれらは時代を超えて感動を呼ぶのか。アートの本当の読み方がわかる極上の手引き。

解説 岡田温司

【著者紹介】
ケネス・クラーク : 1903‐1983年。イギリスの美術史家。オクスフォード大学卒業後、バーナード・ベレンソンに師事。1934年、若くしてロンドンのナショナル・ギャラリー館長となる。以後オクスフォード大学教授、英国美術協議会会長、大英博物館理事、ロンドン図書館長などを歴任

富士川義之 : 1938年生まれ。英文学者、文芸批評家。都立大学助教授、東京大学教授、駒沢大学教授を歴任。『風景の詩学』『ある文人学者の肖像』(読売文学賞受賞)などの著書のほか、文学作品から音楽、美術まで幅広い翻訳活動でも知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kaori

    「名画とはなにか?」そう問われて各々が思い浮かぶ名画は様々だけれど、思考も嗜好も多様化した今、教科書や全集に載るような作品をしたり顔で名画だな〜なんて言うのは恥ずかしいなんて思うことありません?皆が言うからではなく、自分はその価値を見いだせる、本質が分かる人間だからと。そんなこと思わなくてもぜーんぜん大丈夫。と、ケネス・クラークは仰っています。確かにその歴史背景を知れば知るほど美しいの一言だけではすまされない名画が多い。だが、それを知ってなお美しさを感じるのも名画だ。好きなものは好きでいいのね♪

  • ラウリスタ〜

    とても短く、そしてとても平明に書かれている。図版が豊富で読んでいて楽しい。ミケランジェロ論が付録として付いている。絵画の評価なんて結局人それぞれだとか、そもそも投資目的なんじゃといった見方に反論し、名画とは単独で存在するわけではなく、歴史の厚みのなかで生まれるものだと主張する。ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井画についての解説はとても面白く、じっくりと見てみたくなる。

  • A.T

    中野京子さんの名画解説に比べると、痒いところに届かない。教養がないので、ケネスクラークは時期早々だったようだ。また出直して読んでみよう。

  • フリウリ

    ケネス・クラークが語る「名画とは何か」。クラークはカラヴァッジョについて「顕著な革新は説得力のある細部次第」といい、ルーベンスについて「哲学者や神学者たちの思索のなかでほんの小さな役割しか果たしていない「幸福」ということが、わたしたちの生活において時折り非常に重要であることを想起させる」といいます。稀代の美術愛好家の目を借りて、絵画を見て考えることはまれなる経験で、「名画(名作)とは何か」に答えるには、すぐれた先達に学びつつ、自分なりの基準をつくり、固執せず、更新していくことが必要と思いました。9

  • まこ

    芸術作品の解説本で紹介される作品は、元の作者の代表作だけでなく、著者の好みも反映される。この本はその傾向がすごく強い。おまけでミケランジェロを取り上げたこと含めて読んだ当人の中で名画とはどんなものかを考えるきっかけにする本だと思う。紹介される絵画はカラーで見たかった。 この方にとって日本画はどう判断するんだろう、名画ってなんだろう

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