Product Details
ISBN 10 : 4062199998
Content Description
“プルートピア”は「特異なユートピア」である。アメリカはワシントン州東部のリッチランドに、ロシアはウラル山脈南部のオジョルスクに、プルトニウムの街・原子力村としての“プルートピア”をつくりだした。本書は、東西冷戦という境界を越え、プルトニウムが米ソを結びつけて「歪んだ理想郷」を生みだした経緯に注目する。インタビューと膨大な公文書記録をもとに、チェルノブイリ、福島と繰り返されてきた惨劇の源泉を掘り下げる。
目次 : 第1部 アメリカ西部の核最前線―閉ざされた空間(ミスター・マサイアス、ワシントン州に行く/ 逃げ去る労働力 ほか)/ 第2部 ソ連の労働者階級の原子力(発禁処分/ グラークと爆弾 ほか)/ 第3部 プルトニウムの惨事(危機管理をする/ 傷つきながら歩く ほか)/ 第4部 プルトニウムのカーテンを取り去る(プルトニウムをポートフォリオの株式に/ 帰ってきたチェルノブイリ ほか)
【著者紹介】
ケイト ブラウン : メリーランド州立大学の歴史学の教授。2005年に、『A Biography of No Place:From Ethnic Borderland to Soviet Heartland』を発表。ポーランド人、ドイツ人、ユダヤ人、ウクライナ人、ロシア人が混在して住んでいたロシアとポーランドの国境地帯の、1925年からの30年間の変遷を描き、優れた歴史書に贈られるアメリカ歴史学協会“ジョージ・ルイス・ビア”賞を受賞した。“タイムズ・リテラリー・サプルメント”“アメリカン・ヒストリカル・レビュー”“クロニクル・オブ・ハイヤー・エデュケーション”“ハーパーズ・マガジン・オンライン”などに寄稿
高山祥子 : 1960年、東京都生まれ。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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更紗蝦
読了日:2017/05/12
takao
読了日:2024/11/16
K
読了日:2017/05/30
モカちゃん
読了日:2019/08/31
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