Books

忘れられた花園 上 創元推理文庫

ケイト・モートン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488202057
ISBN 10 : 4488202055
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1913年オーストラリアの港にたったひとり取り残されていた少女。名前もわからない少女をある夫婦がネルと名付けて育て上げる。そして2005年、祖母ネルを看取った孫娘カサンドラは、祖母が英国、コーンウォールにコテージを遺してくれたという思いも寄らぬ事実を知らされる。なぜそのコテージはカサンドラに遺されたのか? ネルとはいったい誰だったのか? 茨の迷路の先に封印された花園のあるコテージに隠された秘密とは?デュモーリアの後継とも言われる著者のミステリアスで魅力溢れる傑作ミステリ。文庫化!

【著者紹介】
ケイト・モートン : 1976年、南オーストラリア州ベリに三人姉妹の長女として生まれる。クイーンズランド大学で舞台芸術とイギリス文学を修めた。夫と三人の息子とともに、ロンドン在住。2006年に『リヴァトン館』で作家デビュー

青木純子 : 1954年東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Kircheis

    ★★★★★ デビュー作『リヴァトン館』と同じく、過去の事件の真実を紐解く話。前作よりストーリー構成が洗練され、読みやすさがアップした。 基本的にはカサンドラ、ネル、イライザの3人の視点がクルクルと入れ替わり、何故ネルが4歳でオーストラリア行きの船に置き去りにされていたのかが明かされていく。先が気になってどんどん読み進めてしまう。 少しだけ気になるのは、ネルとカサンドラの性格が似通っていて視点切り替えの効果が弱い点ぐらいか…

  • ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

    初めましてのケイト・モートン。イギリスからの船でオーストラリアにやってきた名前すらないひとりの少女。彼女の出生を巡る謎を三世代の視点を転々としながら紐解いていく。 派手さはないが緻密な描写に、じわじわと自分自身が系譜を紐解いているようなわくわく感が高まってくる。タイトルからか、遠い昔に読んだ「秘密の花園」を思い出させるような。「エマ」のような正統派英文学の香りを感じるような。肌寒くなってくると毎年英文学系の話が読みたくなってくるなぁ。(これはオーストラリアだけど)ページを繰るのが楽しいのでこのまま下巻へ。

  • はたっぴ

    本屋で平積みされている『湖畔荘』を読んでみたくて、まずはこちらを手に取った。著者の作品は初めてだったが、身元不明の幼い少女が埠頭に取り残される冒頭のシーンから早々と心を掴まれた。少女・ネル、孫娘のカサンドラ、ネルの出自にかかわる人々…。いくつかの物語(時代)が交錯するため、場面設定の理解が必要になるが、作中で描かれている童話(お伽噺)が子供心を惹きつける不気味さを備えていて、下巻にどう繋がっていくのか楽しみで仕方ない。美しい装丁の本を鞄から取り出す時のワクワク感もある。下巻も大事に読もう。

  • naoっぴ

    これぞ物語!な作品。親切なおば様にイギリス発オーストラリア行きの船に乗せられ、見知らぬ国で一人ぼっちにされた名も知らぬ少女。ネルと名付けられた彼女は成長して自分のルーツを探し求めるが、これが実に複雑でミステリアス。母子三代、100年にも渡る壮大なドラマの扉が、複数の年代と視点によりひとつひとつ開けられてゆく。謎に満ち、絡み合った運命の糸はどう紐解かれるのか。そしてネルは誰なのか?これはわくわくする。すぐに下巻へ。

  • ちょろこ

    スタートからひきこまれる物語、の一冊。「ここで待っていてね」の言葉と共に船にたったひとり取り残された少女。そこから始まる女性たちの物語。違和感なくすんなり入りこめるほどの世界観に今回も大満足。ネルが自分の出自の秘密を知り、過去へと囚われていく過程は三つの時代を行きつ戻りつしても、苦もなくひきこまれるほど読み応えのある展開。一体何が自分の運命を決めた鍵なのか、この先どんな秘密が待っているのか…不安と期待を胸に下巻へ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items