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Ducks(ダックス)仕事って何? お金? やりがい?

ケイト・ビートン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784924914919
ISBN 10 : 4924914916
Format
Books
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

北?のマンガ業界から、21世紀で最も成功した?性マンガ家のひとりといわれるケイト・ビートン。本書は彼女が大学卒業後すぐ、学?ローン返済のためにオイルサンド採掘現場で働いた2年間の記録を、コマ割りのマンガ仕?てにした?編グラフィックノベルである。

ビートンは自身が体験した、男性優位の社会における?性の立場、理想の仕事を得ることの困難さと過酷な作業場で蝕まれる人間の心、環境破壊などの問題を、淡々とかつユーモアを交えて描く。『DUCKS』という書名は、汚染された貯?池に?来して死んだ?量のカモにちなんで名づけられた。それはまるで、?活のために厳しい環境で傷つきながらも働く主?公と仲間たちが、泥の中でもがいている姿を重ね合わせているかのようだ。

本書はバラク・オバマ元大統領が2022年のお気に入り本に選出。コミックス界のアカデミー賞といわれるアイズナー賞および北?で権威があるコミックス賞、グラフィックノベル?学賞など多数受賞しているほか、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、タイム誌などでベストブックとして絶賛されている。



【著者紹介】
ケイト・ビートン : カナダのノバ・スコシア州、ケープ・ブレトン島で生まれ育つ。マウント・アリソン大学で歴史と文化人類学のふたつの学位を取得後、学生ローンを返済するため、2005年から2年間オイルサンドの、さまざまな現場で働く。その間に『Hark!A Vagrant』のタイトルでウェブコミックの創作を始め、世界中の読者を魅了した。作品集『Hark!A Vagrant』や『Step Aside,Pops』は、「ニューヨーク・タイムズ」のグラフィック・ノベルのベストセラーリストに載り続け、「タイム」「ワシントン・ポスト」「Vulture」「NPRブックス」のその年のベストリストに名前を連ねた。アイズナー賞、イグナッツ賞、ハーベイ賞、ダグ・ライト賞を受賞した

椎名ゆかり : 海外マンガ翻訳者、東京藝術大学非常勤講師、デジタルハリウッド特任教授。文化庁参事官付芸術文化調査官(メディア芸術担当)。アメリカ・オハイオ州ボーリンググリーン州立大学大学院ポピュラーカルチャー専攻修士課程修了。海外マンガや論文の翻訳及び海外におけるマンガ状況について執筆を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヘラジカ

    この邦題と絵柄からは想像も出来ないくらいガツンくる衝撃を喰らわせられた。現代のプロレタリア文学と言って間違いはないのだが、その中でも女性の生きる苛烈な世界を生々しく活写していて、巷に溢れる下手なドキュメンタリーよりも迫真的である。決して批判一辺倒になっていない作者の冷静な姿勢が故に描き出せた真実は、例え読んでいて辛いとしてもこの上なく貴重なものである。性的な加害を当然とする男社会に飛び込んでいかなければならない現実にも絶句したが、何よりもそんな地獄の労働環境を生み出しているこの世のシステムに絶望した。

  • ケイティ

    SPURのブレイディみかこさんの連載コラムから興味を持った1冊。学生ローン返済のため、高給だが過酷な労働現場であるオイルサンドで働いた作者・ケイティの実体験を描く。ほぼ男性だけの採掘現場では、女性蔑視だけでなく孤立した僻地で労働力としてしか扱われない人々による無自覚な横行が日常だった。ケイティは傷つきながらもただ批判するのでなく、なぜ彼らがこうなのか考え続ける。ブレイディさん曰く「究極のエンパシー」だ。慣れてないので読み進めにくかったが、グラフィックノベルだからこそストリートの言葉や考え方の強烈さが響く。

  • Roko

    ケイトは大学を卒業しました。でも、地元のケープ・ブレトン島(カナダ東岸、赤毛のアンで有名なプリンス・エドワード等の近く)での就職は到底ムリです。そこで選んだのは、カナダ西部アルバータ州のオイルサンド採掘現場で働くことでした。ここで2年頑張れば学生ローンの借金が返せるというモチベーションだけで、全く知らない土地で働くことになりました。だから、ここで採掘されるオイルサンド(石油成分を含む砂岩)の採掘が、環境にどんな問題を与えているかなんて考えたこともありませんでした。

  • garth

    「でも自分の本当の人生はここ以外の場所にあると思ってる奴がいたら、そいつは自分をごまかしてるんだ」

  • ジェンツー

    グラフィックノベルというものを初めて読んだ。日本の漫画と違う様式やテンポに戸惑うも、気付けば物語に引き込まれていく。舞台は2005年のカナダ、大学を出た21歳の女性が学生ローン返済のためにオイルサンドで働いた2年間を綴るエッセイ漫画。石油採掘と環境破壊、西部と東部の地域格差等、知らなかったカナダの側面を見た。そして労働環境とハラスメント…何もかもが繋がり合っていて、善悪で二分することはできない。生きていると本当にそんなことばかりだ。環境がハラスメントを生んでいるというセリフは、希望だと感じた。

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