ケイト・エリザベス・ラッセル

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ダーク・ヴァネッサ 上 河出文庫

ケイト・エリザベス・ラッセル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309467511
ISBN 10 : 4309467512
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

十五歳、寄宿学校に通うヴァネッサは四十二歳の教師・ストレインの“恋人”だった。しかし十七年後、思い出を胸に秘めた彼女の前に、彼を性的虐待で告発するというひとりの女性が現れる。混乱するヴァネッサの記憶の底からは、やがておぞましい過去が浮かびあがり…。少女との恋愛、その欺瞞を打ち砕く衝撃作。世界三十二カ国で刊行。

【著者紹介】
ケイト・エリザベス・ラッセル : 1984年、米国・メイン州生まれ。カンザス大学にてクリエイティブ・ライティングの博士号、インディアナ大学にて修士号を取得。2020年、デビュー作である『ダーク・ヴァネッサ』がベストセラーとなり、世界30カ国以上で翻訳される

中谷友紀子 : 神奈川県生まれ。翻訳家。京都大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • annzuhime

    15歳の頃、42歳の教師の恋人だった。その恋人が17年後に性的虐待で告発された。グルーミングのおぞましさ。少女に取り入り、信頼させ操る。洗脳されていくヴァネッサ。この闇から抜け出せずにいるヴァネッサに、胸が締め付けられる。下巻へ。

  • 星落秋風五丈原

    いやあ、一気読みしました。過去と現在が交錯します。グルーミングってまるでペットですね。

  • momi

    ★★☆☆☆

  • Ayah Book

    15歳の少女と42歳の教師、当時主人公の少女はそれを恋愛だと思っていたが・・・?という話。MeToo運動にも通ずる、いかにもスティーヴン・キングさんが震撼しそうな物語。上巻はまだ核心的な部分には触れていない。若い女性だったら簡単に陥ってしまいそうな罠、悪いとも思わずにしてしまいそうなリアルであふれている。下巻に期待。

  • かやは

    42歳の男性教師と交際していた15歳の少女。彼女自身はそれを愛だと信じていた。どうやって主人公の想いが変化していくのかが気になる物語。最初の前提がなければ、少女と中年の甘いラブストーリーとして読むことができたのだろうか。非対称的な関係性の美学は、今後は化石と化すのだろうか。正直、求め合う二人の熱が高まっていく物語が読みたいと思ってしまう。読み進めるのが辛いけど、事実とても興味深い展開だ。女性たちの告発が続くアメリカでも、それを冷ややかに見る視線がある。そう感じている人ほど得るものがある物語だと思う。

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