グレース・コディントン

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グレース -ファッションがおしえてくれたこと-

グレース・コディントン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784907435110
ISBN 10 : 4907435118
Format
Books
Release Date
December/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』で、世界中の女性を虜にした 赤毛の天才クリエイターによる待望のメモワール。
ファッション界の50年を彩る華やかで魅力あふれるストーリーが満載。


「わたしにとって、美の案内役であるあなたは雑誌の心であり魂であり、守護者であり門番です。わたし自身が『ヴォーグ』の編集に関わってきたのと同じくらい長いあいだ、グレース・コディントンという一人の女性がいたおかげで、わたしは毎日ワクワクしながら出社することができたのです……」
(アナ・ウィンターによる誕生祝いのスピーチ)


『ヴォーグ』誌のイマジネーションあふれるスタイルを何十年ものあいだ牽引してきた人物、グレース・コディントン。同誌制作の裏側をとらえたドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』が世に出るやいなや、実直で確かな審美眼を持ったこの一人の女性に世界が注目しはじめた。火のような赤毛のグレースは、一夜にしてファッション業界はもちろん世の中の女性たちすべてをその魅力の虜にしてしまったのである。


機知に富み歯に衣着せぬ軽妙な語り口で綴られ、お宝写真や描きおろしのイラストを満載した本書『グレース ファッションが教えてくれたこと』は、斬新なファッションヴィジュアルを次々と世に送り出すことの楽しさだけでなく、その制作過程に秘められたヴィジョンまでをもわたしたちに伝えてくれる。


ここに登場するデザイナー、モデル、フォトグラファー、ヘアスタイリスト、メークアップアーティスト、そしてセレブリティたちは皆、グレースと共に“写真にまつわる物語”をつくりあげてきた。


しかもその物語の中では、ジェリー・ホールがソ連を手玉に取ったり、トム・フォードが『不思議の国のアリス』の撮影でアニー・リーボヴィッツのウサギ穴に落ちてしまったりというような事件がしばしば巻き起こるのだ。


ファッション界でのグレースのポジションが夢のようだというのなら、彼女の人生そのものもまた現実のものとは思えぬほど波乱に満ちていた。
風が吹き荒れる戦中のアングルシー島で育った彼女は18歳でロンドンに渡ると、瞬く間に60年代の顔となる。ヴィダル・サスーン自らがファイヴポイントカットにした髪をなびかせながらベイリー、ドノヴァン、ダフィやノーマン・パーキンソンの前でスウィンギン・ロンドンのポーズをとり、ヘルムート・ニュートンのためにサントロペのプールに飛び込んだのだ。


その後大きな自動車事故に見舞われたグレースは、イギリス版『ヴォーグ』のファッションエディターとなり、70〜80年代にかけて彼女だけにしかつくり得ないイマジネーションあふれるトラベローグを生み出し続けたのである。


彼女の交友関係もまた、華々しい。
なにしろグレースがニューヨークへ渡るきっかけとなったのは、ブルース・ウェバーとカルバン・クラインがオファーした仕事だったのだ。


過去に経験した2度の結婚は短命に終わったが、ヘアスタイリストのディディエ・マリージュとの関係は順調に続いている。
そして20年以上も人生を共にしてきたアナ・ウィンターとのプロフェッショナルなパートナーとしての友情は、現代のファッションシーンに驚くほどの影響を与え続けている。


グレース・コディントン
米版「VOGUE」クリエィティヴ・ディレクター。
59年本誌主催のモデルコンテストにて優勝。ロンドン、パリでモデルとしてのキャリアを積む。
68年英版「VOGUE」ジュニア・ファッション・エディターとして、ビー・ミラーのもとで働き始める。その後同誌編集長となった若きアナ・ウィンターのもとで
ファッションディレクターに就任。88年ウィンターが米版「VOGUE」の全権を任されると同時に再び誘いを受けることになる。
RJ・カトラーによる同誌のドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』で一躍脚光を浴びる。
2011年70歳の誕生日を迎える。現在ニューヨーク、ロングアイランドに在住。


 





【著者紹介】
グレース・コディントン : アメリカ版『ヴォーグ』誌のクリエイティヴディレクター。イギリス生まれ。1959年に『ヴォーグ』誌主催のモデルコンテストで優勝したのち、ロンドンとパリでモデルとしてのキャリアを積む。1968年にイギリス版『ヴォーグ』のジュニア・ファッションエディターとしてビー・ミラーのもとで働き始め、その後同誌編集長となった若きアナ・ウィンターのもとでファッションディレクターに就任。1986年にカルバン・クラインが彼女をデザインディレクターとしてニューヨークに呼び寄せたが、1988年にウィンターがアメリカ版『ヴォーグ』の全権を任されると同時に同誌から再び誘いを受けることになる

田代文 : イギリスにてメディア学の修士号を取得後、編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。現在は書籍をはじめ、雑誌、各種カタログ、ウェブなどで翻訳家/ライターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ロピケ

    図書館で手に取った時、あまりの分厚さと表紙の色合いからコウビルドの辞書を思い浮かべた。洋書かと慌てて中身を確かめたら、日本語の文章と可愛らしい『あしながおじさん』風のイラスト。用紙も厚手の温かみのあるものを使っているので、とっつきやすかった。ファッション界の重鎮的存在にある人なので、さぞかし現実離れした人で共感できるか疑ってかかったけれど、きらびやかな世界に身を置きつつも意外と堅実派で、かえって驚きおおいに共感する部分があった。有名人多数。モデルとして成功するにはやはり、かなりのお転婆タイプでなければ。

  • らぢゅん

    映画「ファッションが教えてくれること」にアナ・ウィンターとともに出演し、一躍有名になったアメリカ版ヴォーグのクリエイティブディレクター、グレース・コディントンの自叙伝。内容は20歳の頃から70歳を過ぎて今もなおファッション業界で活躍する彼女と彼女を取り巻く業界の友人たちにまつわるとりとめのない話ですが、様々なスタッフの良さを熟知しているのは流石です。要所要所に描かれた自筆のイラストもキュート。巻末の作品を見れば彼女の素晴らしいセンスを垣間見ることが出来ます。映画と合わせて読むのがお勧めです。

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