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みんなの現代アート 大衆に媚を売る方法、あるいはアートがアートであるために

グレイソン・ペリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845920143
ISBN 10 : 484592014X
Format
Books
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「良い」アートって何?どう鑑賞すればいいの?アーティストとして生きるには?…大衆の人気、権威たちの評価、マーケット論理などが渦巻く現代のアートワールドを、ターナー賞アーティストが手引きする軽妙で痛快なインサイダーガイド!

目次 : おいくら?!/ 1 民主主義は趣味が悪い/ 2 境界を叩いて/ 3 素敵な反抗、どうぞ入って!/ 4 気づいたら私はアート界にいた

【著者紹介】
グレイソン・ペリー : 1960年イギリス生まれ、ロンドン在住のアーティスト。グレイソン・ペリーが初めて受け取った賞は、1980年に大学で行ったパフォーマンスアート作品の一部として自分自身に授与したハリボテの大きな頭。それ以降、2003年のターナー賞を含む、数多くの賞を受賞。イギリスで最も名の知れたアーティストのひとりであり、世界各地で個展を開催している。6つのタペストリー作品の制作過程を記録したChannel4のドキュメンタリー「The Vanity of Small Difference,Best Possible Taste(小さな差異の虚無、最高に近いセンス)」で英国アカデミー賞を受賞。同作でグリアソン・ドキュメンタリー賞のベストプレゼンターにも選出されている

ミヤギフトシ : 現代美術作家。1981年沖縄県生まれ。2006年ニューヨーク市立大学・シティカレッジ美術学部卒業。アーティストランスペースXYZ collectiveの共同ディレクター。国籍や人種、アイデンティティといった主題について、映像、オブジェ、写真、テキストなど多様な形態で作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    Contemporary art・現代アートの定義ってなんだろう?本書の原題”Playing to the Gallery"の意味は、観客受けを狙った大衆に媚を売るような演技だ。著者はこの本を著した翌年にロンドン芸術大学の総学長に就任する程のアーチスト。我々が理解するアートは1400年頃に生まれ、20世紀デュシャンを経て、21世紀は多元主義の時代になった。アートの定義は時代毎に変わるが、「現代アートの作家さんは何をしてると思う?」と聞き、少女が「何かに気づいてる」と言った。それが簡潔で明快な定義なのかも。

  • くさてる

    わたしはいわゆる現代アートにピンときたことが無くて、どうしてこれが「いい」とされるんだろうと思ってきた。そんなわたしにも不思議な気付きを与えてくれる一冊。アートとはなにか?アーティストとしていきるとはどういうことか?そんな質問に直接的に答えてくれているようでいないようで、けれど、その質問に真剣に向き合っていることは確かな言葉がたくさんあった。良かったです。

  • die_Stimme

    著者のグレイソン・ペリーは売れっ子アーティストであり、キュレーションもするし、本書刊行の翌年にはロンドン芸術大学の総学長に就任する。つまり、権威側の人間。作品も高値で取引される。そういう意味では日本なら村上隆と並べてみるのは面白いかもしれない。ふたりとも自覚的に自らの考えを言語化してきた人たちだ。村上隆のほうがなんの衒いもなく「売れる」作品にこだわりそのための方法論を饒舌に語る一方で、グレイソン・ペリーのほうが皮肉ったりナイーブな面を吐露したりする。まあ、結局は大きな権威を手に入れているわけなのだけど。

  • ドイツ語勉強中

    「キュレーターの脳内を基にした美術館マップ」というのが最高に面白かった。入り口出口に近いスペースに展示されるものといったら(笑)! 私自身は一生アートの消費者側。自分の感じたものがアートだよと子の全てを賞賛しているし、体験もアートとして商品化された昨今においてそれにSTEAM教育なんて冠されたらがんがん課金するし、我が子が近づくと学芸員に警戒の視線を向けられる歴史作品が並ぶ美術館での窮屈な体験も必要だと思うし、そこから自分に刺さるメッセージを読み取るのもまたアートだと思う。アート好きです、これからも課金!

  • MO

    著者は英国人でターナー賞を取りロンドン芸術学校の総学長もしているアーティスト。内容としては美術一般の話というより著名人である彼が英国人特有の皮肉がふんだんに混ぜて語った現代美術の現状って感じ。ライトで読みやすいのだが、読者は英国内の中産階級アートファン向けっていう感じ。前提知識としてジェンとリフィケーションの前にはヒップな貧乏芸術家が住むとか、マルセル・デユシャンがなんなのかとか分かってないと結構置いてきぼりになる。最近xで話題になっている美術は感性か知識か、何て論争している人は読んだほうがいいと思った。

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