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短編ミステリの二百年 5 創元推理文庫

グレアム・グリーン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488299064
ISBN 10 : 4488299067
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

第5巻にはイーリイやトゥーイといった短編巧者、グリーンやフレムリンなど英国の大物に加え、謎解きミステリの分野で独自の輝きを放った作家たち―ケメルマン、ヤッフェ、ポーター、ギャレット―の多彩な傑作、全12編を収録。評論では、1960年代に第一線で活躍した作家の個性を見極め、同時代の英国の状況や、スパイ小説ブーム、SFの影響など多岐にわたる話題を取り上げる。

【著者紹介】
小森収 : 1958年福岡県生まれ。大阪大学人間科学部卒業。編集者、評論家、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    この間の短編はヶメルマンの「9マイルは遠すぎる」くらいしか読んだことがなくあまりなじみのない作家が多かったように感じました。その中ではフレムリンという作家の「いつまでも美しく」が印象に残りました。小森さんの「短編ミステリの二百年」が約3分の1を占めていて前々から思っているのですが別の本で1冊で出してほしいと思いました。

  • みつ

    名高い「九マイルは遠すぎる」のみ既読。この巻(の作品部分)は短篇ミステリらしさが味わえるものが多くこれまでで一番面白かった。このほか特に素晴らしかったのは、順不同で思いつくままに@グリーンの「破壊者たち」。とんでもない少年たちの振る舞いとその結果が無声映画時代の不条理劇のよう。Aヤッフェの「ママは願いごとをする」。容疑者と目された人物の不審な行動を逆転させる解釈が鮮やか。Bトゥーイの「さよなら、フランシー」。容疑者となった愛人が行方不明に。終わりまで読んでそういうことかと無理やり納得。Cデイヴィスの➡️

  • 本木英朗

    5巻では、イーリイやトゥーイなどの短編功者、グリーンやフレムリンなど英国の大物に加え、謎解きミステリの分野で輝きを放った作家――ケメルマン、ヤッフェ、ポーター、ギャレットの傑作を収録。今回も面白かったね。……それでは6巻でお会いしましょう。

  • 阿部義彦

    全6巻のうち、5巻読了。この巻は私の生まれた60年代の作品なので、SFの黎明期でもあり、オールディスの『不可視配給株式会社』には、衝撃を受けた。他『さよならフランシー』は一人二役、『ママはねがいごとをする』は安楽椅子探偵。この巻は、いつもは邪魔だと思う解説が相性良かった。パトリシア・ハイスミス、レイ・ブラッドベリ、カート・ヴォネガット、フィリップ・K・ディック、等このシリーズには掲載されてない作家(大御所過ぎる!)ですが、隣接分野としてのSF、パズルストーリに関する考察があって、頷きながら読みました。

  • 歩月るな

    なかなか短編でも読ませるものが多く、短編小説として見たら一級な品々の数々で、人生についてもちょっと思いを馳せて見たりなどしてみるのである。これらの作品が、主題に沿うのかどうかは解らないが、とまれ編者が買っている作品群であり、これ以上のものは出尽くしているし見劣りするものばかり、という論調で概ね間違いないと思われるので、もっと面白いモノがあるのを出し惜しみしている、と言う訳ではないんだろう、という所感である。なんで、今回も先にお尻の方から読了。これ「作家へのリスペクト」じゃなくて「編集者の驕り」と気付くよ。

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