グリーンインフラ研究会

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実践版! グリーンインフラ

グリーンインフラ研究会

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296106752
ISBN 10 : 4296106759
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国が本気だ、日本は変わる
新しいインフラの現場から77の実践例

気候変動に伴う自然災害の増加、人口減少・少子高齢化による土地需要の変化や地域経済の停滞、疫病による健康被害――。日本には様々な社会的課題が山積しています。それらの解決に寄与すると期待されているのが、自然が持つ多様な機能を活用したインフラや土地利用計画を指す「グリーンインフラ」です。多くの関係者による普及・事業化のかいあって、今では国も巻き込んだ大きな潮流となっています。51人の第一線の実務家や専門家が実践してきた様々な事例を紹介しながら、知見やノウハウを伝授します。

■主な内容
第1部 グリーンインフラを巡る動向
 ・グリーンインフラとは
 ・未来の国土保全に欠かせない「グリーンインフラ」
 ・グリーンインフラへの期待
第2部 グリーンインフラを社会実装する切り口
 ・分散型の雨水管理システムの導入
 ・オープンスペースから都市に変化を起こす
 ・災害リスクを可視化する仕組みづくり
第3部 グリーンインフラを実現する取り組み
 ・世田谷におけるグリーンインフラ実装の展開
 ・雨庭の社会実装
 ・千葉県での「里山グリーンインフラ」の取り組み
第4部 これからのグリーンインフラ
 ・どうする維持管理? 新しい職業も視野に

目次
グリーンインフラマップ
はじめに

第1部 グリーンインフラを巡る動向
1章 GIの定義 グリーンインフラとは
2章 GIの目指す方向 未来の国土保全に欠かせない「グリーンインフラ」
3章 GIの背景 グリーンインフラへの期待
4章 国内動向 国土交通省のグリーンインフラ推進戦略とプラットフォーム
5章 国内動向 自然共生社会とEco-DRR
6章 国際動向 国際的に進むガイドラインや原則づくり
7章 気候変動適応 気候変動適応策としてのグリーンインフラの活用
8章 現状と課題 「普及」から「実践」へ、加速の鍵を探る

第2部 グリーンインフラを社会実装する切り口
1章 雨水管理 分散型の雨水管理システムの導入
2章 都市経営 オープンスペースから都市に変化を起こす
3章 リスクの可視化 災害リスクを可視化する仕組みづくり
4章 災害復興 災害復興における自然資源の活用
5章 機能の定量評価 貨幣換算化で投資を呼び込め
6章 伝統地域知 伝統的グリーンインフラと地域連携

第3部 グリーンインフラを実現する取り組み
1章 雨水管理 世田谷におけるグリーンインフラ実装の展開
2章 雨水管理 雨庭の社会実装
3章 雨水管理 千葉県での「里山グリーンインフラ」の取り組み
4章 雨水管理 湿地の多機能性評価
5章 都市経営 グリーンインフラによる都市の再構築
6章 都市経営 都市農地を活かして「生産する都市」へ
7章 都市経営 多様な主体がまちづくりに関わるエリアマネジメントの推進
[COLUMN 1] 都市経営 グリーンインフラ×官民連携×地方創生
8章 都市経営 都市再開発における緑地の創出
9章 都市経営 人と自然をつなぐ屋外空間の創出
10章 都市経営 行政と鉄道事業者のタッグで20ha超のまちづくり
11章 都市経営 ミズベリングによるソーシャルデザインと地域活性化
12章 都市経営 都市型グリーンインフラの資金調達
[COLUMN 2] 都市経営 UR都市機構におけるグリーンインフラの取り組み
13章 リスクの可視化 滋賀県における減災型治水システムの社会実装
14章 リスクの可視化 水田の生態系サービスと流域治水
15章 リスクの可視化 環境アセスメントにおけるグリーンインフラの展開
[COLUMN 3] リスクの可視化 半自然環境が持つ防災機能
16章 災害復興 震災復興でグリーンインフラはどう活かされたか
17章 災害復興 南海トラフ巨大地震を想定したEco-DRR
18章 災害復興 開発途上国におけるEco-DRRの推進
[COLUMN 4] 災害復興 グレー・グリーンが融合した次世代インフラの構築へ
19章 機能の定量評価 マングローブ林の防災機能評価
20章 機能の定量評価 流域治水の取り組みが生態系サービスの供給に与える影響
21章 機能の定量評価 このままではサンゴ礁の防波機能が失われる
22章 機能の定量評価 港湾インフラの環境価値定量化
23章 機能の定量評価 ブルーカーボン事業の実践
24章 機能の定量評価 グリーンインフラと生態系サービスの経済評価
[COLUMN 5] 機能の定量評価 市民意向への影響を踏まえたグリーンインフラの実装25章 伝統地域知 霞堤・防備林のグリーンインフラとしての役割
26章 伝統地域知 コウノトリをグリーンインフラ展開の「シンボル」に
27章 伝統地域知 阿蘇草原における「担い手」「支え手」「つなぎ手」
28章 伝統地域知 住民による海岸マツ林の保全管理と地域自治
[COLUMN 6] 伝統地域知 沖縄の共生の知恵に学ぶ

第4部 これからのグリーンインフラ
さらなる実践に向けて どうする維持管理? 新しい職業も視野に

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Comprehensive Evaluation

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Book Meter Reviews

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  • 芙蓉葵

    グリーンインフラに関して定義から国内の動向、各地での具体的な取り組みなどが詳細に記述されている。既存のインフラを否定するのではなくグリーンインフラと合わせたハイブリッドインフラにも言及して地域に持続的な利益をもたらすという考えが核であるように感じた。6つの観点からグリーンインフラを述べているが、特に地域の利益、維持管理のコストのバランスをとり取り組みをいかに続けていくのかが書かれている。2020年の本ではあるがカーボンニュートラルを目指す日本ではインフラ整備の基礎となるような本だと感じた。

  • しゅう

    グリーンインフラの実践の取組の紹介にとどまらず、今後の展望に向けた考察も充実。 自然の機能を活かしたインフラや土地利用計画の実装には、あくまで補完的な役割を担うべきものと認識すること、そしてその多機能性を活かしてまちづくりに還元することが重要と感じる。現に市民農園での管理放棄、湿地での不快害虫の増加など、社会との軋轢がないわけではない。コベネフィットとトレードオフの視点を持つことが肝要。 都市計画との連動や経済評価、参加型プロセスでの認識共有など、様々なアプローチを組み合わせていく工夫が大切だと感じる。

  • うまのすずくさ

    p74 種や生息地の保護〜絶滅危惧種〜生態系〜社会・生態システムという自然環境保全に対する考え方の変遷先に、GIやSDGsがあることを理解しないと、本質的なところが抜け落ちた取組みが増えそう 考え方の変遷の過程は知らないが、各段階での課題に行き詰まると次の概念が生まれてきたのではないか?それが何かもわからないが、自然保全に関する本質的な課題は、今も昔も変わらず未解決のままということか また、変遷速度が早いので、各段階で思考停止している人もいて、その人たちと新しい概念で合意形成をはかるのが難しいのも問題

  • ダヤン

    グリーンインフラが身近になりました。

  • Go Extreme

    グリーンインフラ:自然が持つ多様な機能を賢く利用することで、持続可能な社会と経済の発展に寄与するインフラや土地利用計画 多機能な生態系サービスの提供=グリーンインフラの最大の特徴 単ーまたは少数の機能に特=グレーインフラ 自然空間=生態系インフラ グリーンとグレー混合→ハイブリッドインフラ トレードオフ・相反する便益とコベネフィット・相乗する便益の関係 Eco-D R R:生態系を活用した防災・減災 グレーとグリーンのハイブリッド化 投用対効果・B/C 諸機能の定量化 生態系サービスの総便益の貨幣換算化

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