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星の子ども

グリム兄弟

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784572003911
ISBN 10 : 4572003912
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

主人公の少女マチルデにあるのは、身に着けている服とひときれのパンだけ。それなのに、お腹をすかせたおじいさんに会えばパンをさしだし、服のない女の子に会えば自分の服を脱いであたえ、とうとう文字通り身ひとつになってしまいます。すると空からいくつもの星が流れおちてきて‥‥。グリム童話の「星の銀貨」は短くてとてもシンプルな話です。他人を思いやるやさしい心を幼い子どもにもわかりやすく描いていることに、長いあいだ読みつがれてきた名作童話の力を感じます。
 そんなグリムの名作をバーナデット・ワッツが絵本にしたのが本書です。ワッツはこれまでもグリム童話やアンデルセン童話の絵本を数多く手がけてきました。植物や動物を細やかに描いた色彩豊かな絵は日本でも大変人気があり、原画展も幾度となく開催されています。本作『星の子ども』も、山のふもとの小さな村の景色から、青が印象的な星のきらめく夜の森まで、ワッツらしいあたたかみのある美しい絵が堪能できる作品となっています。少女マチルデのやさしい心を映したかのようなやさしいタッチの絵と、名作童話にふさわしい美しい言葉でつづられた文とが合わさって、名作童話の新たな魅力をひきだした本書は、手元においてくりかえし読みたい絵本です。

【著者紹介】
バーナデット・ワッツ : 1942年、戦中の英国に生まれる。建築家の父と舞台装飾家の母のもと、絵と物語に親しんで育つ。英国の庭といわれるケント州の田園であそび、小さなころから絵本もかいていた。メイドストーン美術学校でブライアン・ワイルドスミスなどの教えをうける。その後、グリムやアンデルセン童話の絵本を多数、また創作絵本も手がける。ケント州在住

おおつかのりこ : 福島県で生まれ育つ。2007年にはじめての翻訳書『シャンプーなんて、だいきらい』(徳間書店)を出版する。横浜市在住。JBBY理事、やまねこ翻訳クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    グリム童話では知っていましたが、絵本化されたものは初めて読みました。バーナデット・ワッツが描くととても可愛らしい。ラストは幸せになりますが、見返りを求めない心があるからなんですね。でも幸せになるまでが辛いなぁ。

  • 遠い日

    バーナデット・ワッツの絵を求めて。グリム童話。こんなに清らかな心の持ち主がいるのかと思わせられる、究極の自己犠牲、それも一切の見返りを求めないあり方にただただ驚きを禁じ得ませんでした。身ひとつになった時に、やっとご褒美のように星からの贈り物が降りてくる。奇跡が起こるのです。親切を尽くした末の、幸せな暮らし。

  • てふてふ

    これモヤモヤしちゃう…。マチルデの優しさは尊いものだし、マチルデはそれで幸せなんだろう。でも周りの人は、世界はそれで良いのか??神からのご褒美って、あまりに不確かで無責任がすぎる。絵がさ、綺麗な絵なんだけれど、マチルデよりも貰う人の方が良い格好してて家もあって、それで更に貰おうって、そんなことある??

  • shoko.m

    お父さんもお母さんも、家もないマチルデは、着ている服ともらったパンしか持っていない。でも、お腹をすかせたおじいさんにパンをわたし、ほっぺも耳もしもやけになった男の子にはぼうしをあげ、うすっぺらなシャツでたきつけの枝を運ぶ男の子にはコートをわたし……。必要な人い自分のものをどんどん与えていくマチルデのまっしろな清い心が見ていて少しつらくなるけれど、最後はその心をつらぬいたまま幸せになる。繊細なタッチのイラストは美しく、クリスマスによい絵本。

  • mikiron

    少女の心の美しさと同じくらい、美しく優しさにあふれる絵。なんの見返りも求めない愛が、本当にむずかしいけれど、ひたすら尊い。

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