Product Details
ISBN 10 : 4572003912
Content Description
主人公の少女マチルデにあるのは、身に着けている服とひときれのパンだけ。それなのに、お腹をすかせたおじいさんに会えばパンをさしだし、服のない女の子に会えば自分の服を脱いであたえ、とうとう文字通り身ひとつになってしまいます。すると空からいくつもの星が流れおちてきて‥‥。グリム童話の「星の銀貨」は短くてとてもシンプルな話です。他人を思いやるやさしい心を幼い子どもにもわかりやすく描いていることに、長いあいだ読みつがれてきた名作童話の力を感じます。
そんなグリムの名作をバーナデット・ワッツが絵本にしたのが本書です。ワッツはこれまでもグリム童話やアンデルセン童話の絵本を数多く手がけてきました。植物や動物を細やかに描いた色彩豊かな絵は日本でも大変人気があり、原画展も幾度となく開催されています。本作『星の子ども』も、山のふもとの小さな村の景色から、青が印象的な星のきらめく夜の森まで、ワッツらしいあたたかみのある美しい絵が堪能できる作品となっています。少女マチルデのやさしい心を映したかのようなやさしいタッチの絵と、名作童話にふさわしい美しい言葉でつづられた文とが合わさって、名作童話の新たな魅力をひきだした本書は、手元においてくりかえし読みたい絵本です。
【著者紹介】
バーナデット・ワッツ : 1942年、戦中の英国に生まれる。建築家の父と舞台装飾家の母のもと、絵と物語に親しんで育つ。英国の庭といわれるケント州の田園であそび、小さなころから絵本もかいていた。メイドストーン美術学校でブライアン・ワイルドスミスなどの教えをうける。その後、グリムやアンデルセン童話の絵本を多数、また創作絵本も手がける。ケント州在住
おおつかのりこ : 福島県で生まれ育つ。2007年にはじめての翻訳書『シャンプーなんて、だいきらい』(徳間書店)を出版する。横浜市在住。JBBY理事、やまねこ翻訳クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
読了日:2024/12/02
遠い日
読了日:2025/01/22
てふてふ
読了日:2025/02/21
shoko.m
読了日:2025/02/15
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読了日:2024/12/30
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