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エミ-ル・ギレリス もうひとつのロシア・ピアニズム

グリゴーリー・ガルドン

User Review :2.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784276217973
ISBN 10 : 4276217970
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 〜没後四半世紀をへた今も、音楽史に燦然と輝く天才ピアニスト。 / 時代に翻弄されながらも、世界が認めたエミール・ギレリスの真実。〜 / *日本版独自の詳細な「ディスコグラフィ」付き / 【目次】 / 第 1章 人生のはじめに / 第 2章 先生とリンゴ / 第 3章 トカチ先生の音階練習 / 第 4章 最初のコンサートとトカチ先生の“神託” / 第 5章 レインバリド先生 / 第 6章 二人の著名な音楽家との出会い / 第 7章 モスクワでの出来事、再び故郷オデッサへ / 第 8章 音楽の歴史のなかへ−−全ソ・ピアノ・コンクールでのギレリス / 第 9章 新しいプロレタリア・スタイル?! / 第10章 ギレリスをめぐるコンクール後の闘い / 第11章 演奏法の恐ろしい災難−−イデオロギーに翻弄されて / 第12章 初めての録音 / 第13章 音楽院卒業 / 第14章 芸術を育んだモスクワ、ネイガウス先生のレッスン 「コラム(1)」育成、教育と、その他の問題 / 第15章 ウィーンの国際コンクール、クレンペラ―との出会い / 第16章 センセーションを巻き起こしたブリュッセルでのコンクール / 第17章 宿命的40年代 / 第18章 ネイガウスの逮捕とギレリスの勇気 / 第19章 平和な時代のエピソード / 第20章 アメリカの発見 「コラム(2)」ギレリスとソ連体制(ピアノ楽派創始者たちの決め方について) / 第21章 演奏旅行の日々 / 第22章 母国での出演 / 第23章 審査員席にて 「コラム(3)」驚くべき改変 / 第24章 第三回チャイコフスキー・コンクールのことなど / 第25章 ネイガウスの語るリヒテルとギレリスについて / 第26章 ソビエトの音楽家<ランク評> 「コラム(4)」作家アスターフィエフ(1924‐2001)の「ギレリス」 / 第27章 ギレリスのレパートリーは狭いだろうか / 第28章 「ぼくは、今より演奏回数を少なくすることはできない!」 / 第29章 ギレリス的<調和の世界> / 第30章 ギレリスとの思い出 / 第31章 ありのままの人柄 / 第32章 を知ること−−それは彼を愛すこと / 第33章 コンサート出演年表 / 第34章 ギレリス亡きあと / *エミール・ギレリス・ディスコグラフィ (浅里公三)

【著者紹介】
グリゴーリー・ボリーソヴィッチガルドン : 1935年、モスクワに生まれる。同市のクラースナプレースネンスキー地区の幼児音楽学校(イー・マジャーロヴァのクラス)で学び始める。その後グネーシン記念10年制音楽学校で、ヴェー・リストヴァーのクラスを卒業し、グネーシン記念音楽大学のゲンリッヒ・ネイガウスのクラスに入学する。大学院でも同教授のもとで研鑽を積む。1957年、青使と学生のためのモスクワ世界音楽祭コンクールで2位となる。これをきっかけにロシア国内や外国で演奏活動を開始し、学術研究活動も行っている

森松皓子 : 山口県出身。神戸市外国語大学卒。これまでにウラディーミル・トロップ、イリーナ・メジューエヴァほか、ロシアの音楽家の通訳および、雑誌連載の翻訳に従事。群馬県太田市の国際音楽祭で、ウラディーミル・トロップ、イーゴリ・ニコノーヴィッチ両教授の通訳。CDの解説翻訳の仕事にも従事。通訳案内業免許取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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邦文では本や批評が少ないので大いに期待し...

投稿日:2012/07/20 (金)

邦文では本や批評が少ないので大いに期待して購入。しかし何度取り組んでも読み続けられない。読み難いのは何故?原文が悪文か、翻訳のせゐか。論究する事柄に尾ひれが多すぎる。もつと整理して大づかみに記述表現できないものか。自分の生理に合はなくて、結局拾ひ読み。

JCS さん | 神奈川県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケニオミ

    生前のギレリスを身近に知る音楽家によるギレリスの再評価を促す書物です。ギレリスは、政治的な意図もあり、実力に見合う評価をソ連ではしてもらえなかったようです。また、写真で見るような強面のイメージは全くなく、誠実すぎるほど誠実な人だったことがよく分かりました。その最たる例は、自分を正当に評価しなかった師ゲンリヒ・ネイガウスが逮捕されたとき、自らの命を顧みず、助命に走ったのがギレリスだったことです。本書を読みながら、グリーグ「抒情小曲集」を改めて何度も聞きましたが、やはりただのベートーヴェン弾きではないですね。

  • メルセ・ひすい

    15-45 ごく普通のユダヤ ヘルベルト・フォン・カラヤン…「偉大なピアニスト達の中で、私にとってギレリスは常に1だ!」☆カール・ベーム…これはまれに見る才能だ。精神の敏感さ、イントネーションの繊細さ、完璧な美的センスと真の音楽の感覚ーこれらによって何倍も増幅された才能だ! ピアノの前の聖職者!だ 没後四半世紀を経た今も、音楽史に燦然と輝く天才ピアニスト、エミール・ギレリス。時代に翻弄されながらも、世界が認めた芸術家の真実。出版当初、ロシアで最も注目された音楽書を邦訳。

  • 工吉

    聞くものが注意深く探り探りして初めて姿を顕すギレリスさんのリリシズム。

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