(Guitar Duo)danzas Espanolas: Azulejos Guitar Duo +capricho Espanol

グラナドス：スペイン舞曲集、スペイン奇想曲

グラナドスの初期ピアノ作品『スペイン舞曲集』と『スペイン奇想曲』は、スペインの民俗音楽と洗練された旋律を見事に融合させています。各曲には文化的・個人的なつながりを示唆する献辞が付され、それぞれが独自の色彩を放つもの。多くの舞曲は三部形式（A-B-A）という構成を基本としていますが、なかには例外的な形式を持つ曲もあり、第3番や第9番では変奏や新しいエピソードが取り入れられるなど、19世紀ヨーロッパで流行したピアノ音楽やサロン音楽の影響も感じられ、第4番『ビリャネスカ』ではルネサンス音楽への関心もうかがえます。またピアノで描かれたスペインの情景は、ギター・デュオの編曲でも自然に表現され、音楽的絵画としての魅力が際立っています。
　演奏はアスレホス・ギター・デュオ。ペーザロ生まれのデラ・キアーラは、故郷の音楽院とシエナのキジアーナ音楽院で研鑽を積み、パレルモ・マッシモ劇場管やマルケ・フィル等と共演。2024年にナクソスから初のギター作品アルバムをリリース、好評を博しました。ロカットはステファノ・グロンドーナに師事し、いくつかの国際コンクールで入賞を果たしています。パルマやフェラーラのオーケストラと共演し、欧州やオーストラリア、メキシコのフェスティバルにも出演するなど注目の奏者です。（輸入元情報）

【収録情報】
グラナドス：
● スペイン舞曲集 Op.37
　01. 第1番：ガランテ
　02. 第2番：オリエンタル
　03. 第3番：ファンダンゴ
　04. 第4番：ビリャネスカ
　05. 第5番：アンダルーサ（祈り）
　06. 第6番：ロンダーリャ・アラゴネーサ
　07. 第7番：バレンシアーナ
　08. 第8番：サルダーナ
　09. 第9番：ロマンティカ
　10. 第10番：メランコリカ（悲しき舞曲）
　11. 第11番：アラベスカ
　12. 第12番：ボレロ
13. スペイン奇想曲

　編曲：
　エウジェニオ・デラ・キアーラ＆ピエトロ・ロカット（01-05,07-10,12）
　ミゲル・リョベート（06,11）
　F.リッツァ（13）

　アスレホス・ギター・デュオ（エウジェニオ・デラ・キアーラ、ピエトロ・ロカット）

　録音時期：2024年11月22-24日
　録音場所：イタリア、ペーザロ、Forum Della Chiara
　録音方式：ステレオ（デジタル）