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ISBN 10 : 4582767699
Content Description
文学におけるマニエリスムの展開の諸相とその本体を、ヨーロッパ世界の厖大な作品のうちに追い求め、レトリックや文体論、神秘主義や錬金術、その他多種多様な領域を精神史的洞窟学が探査するとき、解体し断片化する世界と時代の別の光景が立ち現われる。美術史の局所からこの概念を解放し、精神史的“常数”にまで鍛造した鬼才ホッケの、種村季弘翻訳になるこの圧倒的書物、待望の再刊。『迷宮としての世界』姉妹篇。
目次 : 第1部 魔術的文字(変則的なものの伝統のために/ ヨーロッパの隠れた緊張の場/ 言語的二重生活/ 変則詩/ 組み合わせ術/ 魔術的詭弁)/ 第2部 形象のなかの世界(隠喩至上主義/ 魔神の呪縛/ ゴンゴリスモ、マリニズモ、プレシオジテ/ シェイクスピアの変形/ 形象の機智/ ドイツの理性芸術)/ 第3部 異・修辞学と綺想主義(錬金術と言葉の魔術/ 意識的なまやかし/ 効果のメカニズム/ 美の公式/ マニエリスモの綱領起草者たち/ 謎術としての寓意画法)/ 第4部 芸術的虚構としての人間(音楽主義/ ジェスアルド・ダ・ヴェノーサからストラヴィンスキーまで/ 音楽のカバラ学/ ダイダロスとディオニュソス/ マニエリスム的演劇/ 迷路小説/ 叙事詩的怪物)/ 結論部 マニエリスム的テーマとしての人間(神性の夜の側/ 白い神秘思想と黒い神秘思想/ 決疑論と放縦主義/ 神の発明家/ 十字の徴)/ 付録 ヨーロッパの綺想体―ミニアチュア‐アンソロジー
【著者紹介】
グスタフ・ルネ・ホッケ : 1908‐85。ドイツの文筆家、文化史家
種村季弘 : 1933年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。ドイツ文学者、評論家。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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マウリツィウス
読了日:2013/07/13
A.T
読了日:2023/11/29
∃.狂茶党
読了日:2022/10/27
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読了日:2014/06/16
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読了日:2018/04/30
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