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海外メディアは見た 不思議の国ニッポン 講談社現代新書

クーリエ・ジャポン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065274842
ISBN 10 : 4065274842
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan

Content Description

「なぜ銀メダルでも謝罪するのか」「義理チョコという呪縛」米NYタイムズ、仏ル・モンドらが報じた日本の「謎」。

目次 : 第1章 日本株式会社の不思議(会社にすべてをささげるサラリーマンはどこへ行く/ 働きすぎなのになぜ東京の生産性は低いのか/ なぜ日本人は銀メダルでも謝罪するのか/ なぜ日本の政界は世襲政治家が多いのか/ “ファックス”をやめられない理由―ハイテク国の不思議な二面性/ 日本の会社員を縛る義理チョコはなぜなくならないか/ 「居眠り」は勤勉の証!?―オフィスで、電車で、どこでも眠る日本人/ 男女賃金格差が縮まらない理由―ワーキングマザーの試練)/ 第2章 日本社会はどこへ行く(日本で年功序列が続く理由―なぜ年上が「エラい」のか/ 日本ではなぜポピュリズムが台頭しないのか)/ 第3章 ニッポンの今を歩く(日本人の自殺率はなぜ高い?その数、年間2万人以上/ 孤独死ニッポンで急成長した「遺品整理ビジネス」とは/ 「人間より人形が多い」限界集落―日本の過疎化/ 外国人労働者が日本社会を生きる困難/ 「日本の老舗」の生存戦術―創業1000年京都の餅屋に学ぶ/ ヤクザ稼業から足を洗った男たち―極道「大量離脱」の理由)/ 第4章 若者事情(なぜ日本の若者は「内向き」になってしまったのか/ 科学技術分野の女性比率が低い理由/ 「ひきこもり」当事者たちのいま/ なぜいつまでも女性スポーツ選手に「女らしさ」を求めるのか/ 名門進学校「開成学園」運動会―「棒倒し」を続ける理由/ 日本の若者の投票率はなぜ低いままなのか?/ 東京に見切りをつける若者たち―パンデミックと地方移住)/ 第5章 日本の深奥(平成日本と天皇―「アキヒトイズム」とは何か/ 女性皇族の苦悩―米紙が見た「不平等」の中身)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    世界中のメディアで取り上げられた日本の記事が紹介され、日本が、外国人記者にどう映り、どう発信されているかを伺い知れる。ただ、殆どの記事が、日本は、男尊女卑で、過重労働で、生産性が低いというステレオタイプの内容で、その分析も表面的なのが残念。そんな中で「平成の天皇」を論じたタイムズ東京支局長の記事が印象に残る。災害被災者を慰問し戦地慰霊の旅を続ける明仁天皇に対して、保守派の人たちが抱く苛立ちを紹介し、「明仁天皇のことを急進派、あるいは社会主義者と言ったら語弊があるか」との指摘は、外国人だからできるのだろう。

  • 活字の旅遊人

    25の話題でニッポンを分析する。ドメスティックな僕としては、玉石混淆な印象ではあった。その中で興味深かったのは、「"ファックス"をやめられない理由」「『人間より人形が多い』限界集落」「『日本の老舗』の生存戦術」「名門進学校『開成学園』運動会」そして「平成日本と天皇」「女性皇族の苦悩」。なるほどと思わせる視点もあり、読んで良かったとは思うが、新聞記事翻訳なのでそこまで唸るものではなかった。そう言えば、「日本の会社員を縛る義理チョコはなぜなくならないか」で出たGODIVAの広告は衝撃だったのを思い出した。

  • なっぱaaua

    クーリエ・ジャポンには「世界がみたニッポン」という特集があり海外メディアの記事を紹介している。海外の記者さん達はよく日本のことを見ているよなという感想。課題認識にはついては殆どが相違なく、そうだよねという印象ですが、そもそも日本人でこの認識を持っている人がもしかすると少ないのではないかとも感じる。「ひきこもり新聞」の話は興味深い。これがその状況を脱する一助になれば良いなと思う。海外からみた日本は偏見に満ちているのではないかと思いきや、そうでも無くてとても冷静だったのが何だか嬉しかった。

  • たまきら

    クーリエ・ジャポン編集、海外記者による「不思議なニッポン」記事を集めたものです。記者の名前と掲載紙が英語表記しかないところはどうなのかなあ。正直そこまで切り込めている内容のものはないなあ…と思いながら読み進め、「平成日本と天皇」を熟読。これは綿密なリサーチが感じられる一読の価値がある記事です。令和天皇が結婚する記事をワシントンポストがすっぱ抜いたことは、当時DCに住んでいたので覚えている。新聞記者に箝口令がある国なんだなあ…と驚いたものですが、現在のメディアを見ていると…

  • つちのこ

    頁数を割いている天皇制問題以外は、取り上げるほどの目新しいテーマではないと感じた。中でも少子高齢化に端を発し、その裏表ともいえる地方の過疎化や空洞化、孤独死と遺品整理ビジネス隆盛は日本に限らず外国でも起こりえる現実ではないだろうか。海外メディアから見た日本特有の不思議な?可笑しな?日本論としては物足らないが、ジェンダー問題、とりわけ女性の社会進出や、若者の投票率の低さが示す政治への無関心さについては、諸外国と比較するまでもなく民意の低さを示している。改善努力を感じさせない場当たり的な政府政権の責任は重い。

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