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あずかりっ子

クレア・キーガン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152104663
ISBN 10 : 415210466X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

赤ちゃんが生まれるまで、ひと夏の間、親戚の家に預けられた少女。怒らず優しく接してくれる親戚との生活は初めて知る愛に満ちていた。だがこの夏もやがて終わりの時が――映画「コット、はじまりの夏」原作。感情の深みを驚くほど静かに描き出す著者の代表作

【著者紹介】
鴻巣友季子 : 英米文学翻訳家・文芸評論家

クレア・キーガン : アイルランドの作家。デビュー作の短篇集Antarctica(1999年)でルーニー・アイルランド文学賞を受賞。第二短篇集『青い野を歩く』(2007年、邦訳は2009年)はエッジヒル短篇小説賞を受賞。2010年発表の本書は世界的にも最も優れた短篇に贈られるデイビー・バーンズ短篇賞を受賞。2021年発表の『ほんのささやかなこと』(早川書房刊)はニューヨーク・タイムズ紙による「21世紀の100冊」に選ばれ、ブッカー賞、ラスボーンズ・フォリオ賞の最終候補にも選出。また、オーウェル政治小説賞、ケリー・グループ・アイルランド文学賞をそれぞれ受賞した。2024年にはシェイマス・ヒーニー賞の受賞に加え、「偉大なヨーロッパの作家の一人」としてジークフリート・レンツ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kibita

    映画「コット、はじまりの夏」の原作。簡潔な文体の中に濃密な情感を宿し、主人公が駆けていくラストの疾走感と、宛先を示さない最後の台詞によって、読者に強烈な余韻と高揚を残す。この短さでこれは。

  • おだまん

    映画もよかったですが、この原作があってこそ。短いながらもラストに訪れる静かで深い感動の余韻をいつまでも味わっていたい。

  • ワラスボン

    すごーく良かった。100ページくらいの短い話だけど、だらだら長い話より、大切なことが凝縮されたこちらの方が何度も読み返したくなる。幼い少女の繊細な視点が良い。大人の立ち振る舞いや会話から「こんな風に世界を見てるのか…」と自身の子どもの頃の感覚を思い出したりする。無駄な説明を削ぎ落として、人物や風景の描写、行間や余白で読ませる。最後もね…、熱いものが込み上げてくる。静謐な雰囲気が読んでて落ち着く。訳も良いな。

  • 芦屋和音

    母に赤ちゃんが生まれるため、親戚の家に預けられた主人公。アイルランドの子沢山、貧困、ダメな父。丁寧にケアされることで、いかに放っておかれたかが浮き彫りになる。叱らず辛抱強く付き合ってくれるおじさんとおばさんによって、愛や自由を感じる。うん、泣きたい。

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