クリントン・ロメシャ

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レッド・プラトーン 14時間の死闘

クリントン・ロメシャ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152097163
ISBN 10 : 4152097167
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アフガニスタン北東部の山岳地帯に位置するアメリカ陸軍の戦闘前哨(COP)キーティング。この小規模な米軍陣地は、急峻な山々に囲まれた深い谷底にあり、敵の攻撃に対してきわめて脆弱な「死の罠」だった。2009年10月3日の早朝、前哨に駐留していたレッド小隊を含む黒騎士中隊の兵士50人は、四方からにわかに沸き起こった猛烈な銃火器の発射音に眠りを破られた。キーティングは、300人を超えるタリバン部隊による、かつてない規模の奇襲を受けたのだ。綿密に練られた襲撃計画、隙なき包囲網、絶え間なく降りそそぐ銃砲火を前に、友軍のアフガニスタン国軍は敵前逃亡、米兵たちは次々と斃れていく。そのとき、無線機から切迫した声が響いた。「敵兵が鉄条網内に侵入!」孤立無援の兵士たちに、絶体絶命の危機が迫る。一方、ロメシャ二等軍曹率いるレッド小隊の生き残りは、ひそかに反撃の機をうかがっていた―。苛烈な戦闘を生き延びた兵士が語る、息詰まる攻防の全記録。

目次 : 第1部 ヌーリスタンへの道(部下を失う/ 手勢をそろえる ほか)/ 第2部 最大発射速度での連射(「だれかを殺しに行こうぜ」/ 重度の触敵 ほか)/ 第3部 蹂躙(唯一の応戦陣地/ 「敵兵が鉄条網内に侵入」 ほか)/ 第4部 こいつを取り戻す(反撃開始/ 持ちこたえられない ほか)/ 第5部 ステファン・メイスを救う(「いそつを片付けろ」/ 遺体回収 ほか)

【著者紹介】
クリントン・ロメシャ : 米陸軍退役兵士。1981年生まれ、1999年陸軍入営。「イラクの自由作戦」に従事するためイラクに2度出征、「不朽の自由作戦」に従事するためアフガニスタンに1度出征。2009年10月3日に戦闘前哨(COP)キーティングが攻撃を受けた際は、第4歩兵師団第4旅団戦闘団第61騎兵連隊第3偵察大隊B中隊レッド小隊のセクション・リーダーとして防御の一翼を担った。名誉勲章を含めて多数の褒章を受けている。2011年に除隊。現在は家族とともにノースダコタ州在住

伏見威蕃 : 1951年生まれ、早稲田大学商学部卒業。英米文学翻訳家。豊富な軍事知識を生かした緻密でレベルの高い翻訳で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • harass

    2009年アフガニスタンの山岳地帯、米陸軍の兵士50人が駐在する小さな陣地は突然に300名のタリバンの猛攻を受ける。周到に準備された攻撃に為す術もなかったが…… この戦いで勲章を受けた小隊長が著者のノンフィクション。混乱から立ち直ろうとする兵士たちと彼らを支援する空軍海軍。圧倒的な米軍の火力、A-10やアパッチ攻撃ヘリ、果てはB-1爆撃機まで登場し、その運用の仕組みとやり取りが圧巻。近代戦争では実にちっぽけなものでしかないが戦場では個人の兵士の力が必要。映像的で読みだしたら止まらなかった。軍オタはぜひ。

  • Panzer Leader

    タリバン戦士の奇襲を受けたアフガニスタンの孤立した戦闘前哨地キーティングを巡る14時間の攻防を描くノンフィクション戦記。特殊部隊でもエリート部隊でもない一陸軍部隊が圧倒的な戦力比(タリバン戦士300人対陸戦戦闘参加者30人)にもかかわらず攻撃を頓挫させた。各個人のエピソードから激しい戦闘場面をこの著者は激情することなく淡々と語っているため質の高いドキュメンタリーを読んでいるように感じられる。戦闘後、戦友を戦死させてしまったと悔いる姿勢が清々しい。この手のジャンル物では傑作と言ってよいほどの良書。

  • GAKU

    2009年アフガニスタン。米軍の前哨基地が300人以上のタリバン戦闘員に襲撃を受ける。たった50人程で挑む米兵の14時間に及ぶ攻防を、実際に戦闘現場にいた米軍の二等軍曹が書いたノンフィクション。体験した本人が書いているので、戦闘シーンの臨場感はド迫力。仲間の兵士たちがどのようなキャラクターかも書かれ、更に写真まで載っているので、彼等が亡くなってしまう場面は読んでいた自分まで感極まってしまった。また近代戦の火力の凄まじさに驚愕も。戦争は良くないに決まっているが、生死を共にする兵士たちの絆の深さには感動。

  • 黒猫

    凄まじいノンフィクションだった。目を背けたくなる描写がある。救い難い泥沼化した対アフガニスタン戦争。そこには紛れもなく常に生死を懸ける命がけの兵士たちがいることを忘れてはいけないと気づかされた。一瞬で命が吹き飛んでいく。タリバン兵は旧式武装ながら戦術的だ。アフガニスタン兵の不甲斐なさに、米兵の統率の高さ。しかし四面楚歌の米兵部隊。タリバンの凄まじい攻撃。米兵の反撃。簡単に反戦を唱えていいのかその根本を問われる。亡くなった兵士に心から哀悼の意を表したい。未だ現役の兵士には生き続けてもらいたいと心から思う。

  • syota

    アフガンでタリバンの大攻勢を耐え抜いた元米軍下士官が書いた、壮絶な戦いの実録だ。序盤はやや流れが滞るが、戦闘が始まってからのリアリティと迫力はさすがの一言。米軍は第二次大戦当時から若干ルーズなところがある反面、修羅場では驚くほどの粘り強さと自発性を見せてきたが、この戦いでもその特質は存分に発揮されている。ただ、これだけ膨大な物資を投入し人的犠牲を払いながら、米国はアフガンで何を得たのだろう。肝心のアフガン人はいっこうに感謝しているようには見えない。武力侵攻はどう見ても割に合わない、というのが率直な感想だ。

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