Books

ボッティチェリ「プリマヴェラ」の謎 ルネサンスの芸術と知のコスモス、そしてタロット

クリストフ ポンセ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326800575
ISBN 10 : 4326800577
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

妖精クロリスと西風の神ゼピュロス、春の女神フローラと愛の女神ウェヌス、三女神を矢で狙うクピードー、学知の神メルクリウス。これらの人物は何を意味しているのか?何のために描かれたのか?秘密の鍵をにぎるのは一枚のタロット・カード《恋人》。愛と詩情あふれるルネサンスの「知のコスモス」を豊かに描きだす快著。

【著者紹介】
クリストフ ポンセ : 1963年、フランス・リヨン生。パリ・ソルボンヌ大学で法学と政治学を修める。テレヴィ局プロデューサー業のかたわら、2000年からマルシリオ・フィチーノの哲学を研究する。現在、パリの学術研究所『ヴィラ・スタンダール』Villa Stendhal所長

豊岡愛美 : 1984年、東京都生。文化学院卒業後、2015年に学習院女子大学大学院修士課程修了。2010年より文化学院で現代詩の講師。イタリア・ルネサンスにおける芸術と詩、そしてフィチーノを中心とした思想家とのつながりに関心をもち、2015年に修士論文『芸術と徳概念:ボッティチェリ“プリマヴェラ”におけるフマニタスの徳の解釈』で学習院女子大学学会のY氏賞受賞。現代詩およびプラトン主義における「徳」(アレテー)の概念を研究する

ヒロ・ヒライ : 1999年より学術ウェブ・サイトbibliotheca hermetica(略称BH)を主宰。同年にフランスのリール第三大学にて博士号(哲学・科学史)取得。現在オランダのナイメーヘン大学研究員。2012年に第九回日本学術振興会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • すみの

    ボッティチェリの名画『プリマヴェイラ』。作者が画に込めた意図をマルセイユ版タロット『恋人』のカードをヒントに謎解きしていく。人物配置、手の置き方、衣装、持ち物、植物…興味深かったです。そしてルネサンス期の芸術家に影響を与えた古代ギリシアの神学者、哲学者たち。監修のヒロ・ヒライ氏のあとがきにある異教の知識を持ち込んだ哲学者フイチーノを中心に、集まった知識人の創作の結晶として「知のコスモス」である『プリマヴェイラ』完成なのかと。今の季節・春に読めて良かったなと。

  • こぽぞう☆

    ロレンツォ・イル・マニーフィコのために描かれた《プリマヴェラ》ボッティチェリによるこの絵の謎を、マルセイユ版タロットの「恋人」のカードやダンテの神曲などを手がかりに解いていく。ロレンツォ・イル・マニーフィコってソネットも遺しているんだ。

  • takakomama

    マルセイユ版のタロットを手がかりにして、ダンテの「神曲」や賢人たちの著作、神話などを引用しながら、ボッティチェリの「プリマヴェラ」を読み解いていきます。真実はわかりませんが、興味深かったです。この絵画を依頼した、ロレンツィオ・イル・マニフィコは思いは・・・

  • Go Extreme

    作品背景と歴史: ボッティチェリ ルネサンス メディチ家 フィレンツェ 哲学と象徴性: プラトン主義 フィチーノ ダンテ 神曲 ヘラクレスの選択 タロット: 恋人 選択 アモール 運命 主要な登場人物: ウェヌス フローラ ゼピュロス ルクレツィア 愛の神 美と調和: 自然の美 人間の美 身体表現 色彩象徴 黄金比 文化と社会的影響: 宮廷文化 人文主義 哲学と芸術 社会背景 政治的意図 視覚的構成: 構図 透視法 神話要素 隠された意味 象徴主義 意義: 知と愛 ルネサンス思想 美の探求 視覚芸術の影響

  • わかめスープ

    論文用

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items