改訂版 他人がこわい--あがり症・内気・社交恐怖の心理学

治療の目的は、「人前で顔が赤くならない」ことではない。
「人前で顔が赤くなるのを受け入れる」ことだ。
そして、それを他人に気軽に話せるようになることである。

●ドキドキして会議で発言できない
●初対面の人と話ができない
●人から見られていると字が書けない
●人前で赤面するのが怖い‥‥
対人関係において、不安や恐怖（社交不安）を感じる人は多い。どのような形で現れるかは人それぞれだが、放っておくと仕事や日常生活に影響が及びかねない。
いったい何が人をそうした状況に陥らせるのか？　フランスの人気精神科医が、豊富な実例や図表、コラムを交えながら、社交不安のメカニズムを平易に解説。社交不安に悩む人の「思いこみ」をときほぐしながら、克服・治療の方法を提示する。

■旧版との変更点
・新しい治療法の紹介
・類似する疾患や事象との関連の追加：内向性、身体醜形症、子どもの社交恐怖・学校恐怖、自閉スペクトラム症、引きこもり、ごみ屋敷症候群‥‥
・コロナ禍の影響

【著者紹介】
クリストフ・アンドレ : フランスで人気の精神科医

パトリック・レジュロン : 精神科医。パリ政治学院で教鞭を執る。１９８９年に職場でのメンタルヘルスについてアドバイスを行う企業向け相談室を設立

アントワーヌ・ペリッソロ : 精神科医。アンリ＝モンドール大学医療センター精神科長。パリ東大学クレテイユ校教授

高野優 : フランス語翻訳家。高野優フランス語翻訳教室主宰

田中裕子 (書籍) : フランス語翻訳家

野田嘉秀 : フランス語翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）