クリストファー・e・フォース

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肥満と脂肪の文化誌

クリストファー・e・フォース

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784490210330
ISBN 10 : 4490210337
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「富・権力・多産・美」の象徴から「不健康・不快・野蛮・下流」へ―古代から現代まで数千年に及ぶ偏見と嫌悪の歴史をたどる。

目次 : はじめに 場違いの生/ 第1章 生命の源―脂肪をめぐる考察/ 第2章 肥沃な曖昧性―農業的なイマジネーション/ 第3章 古代の食欲―贅沢と柔らかさの地理学/ 第4章 キリスト教徒の肥満―腹とその下にあるもの/ 第5章 ノーブルな脂肪?―中世の肥満/ 第6章 「地の脂肪」―なぜよい雄鶏は太っていないのか/ 第7章 スパルタの幻影―ユートピア国家と近代性の課題/ 第8章 油脂と優雅さ―脂肪を待ち受ける新たな試練/ 第9章 野蛮な欲望―「原始的な」肥満と「文明的な」痩身/ 第10章 肉体のユートピア―超越という近代の夢/ 結び 清浄と軽さ、そして歴史の重さ

【著者紹介】
クリストファー・E.フォース : アメリカ・カンザス大学歴史学教授・人文学部長。ジェンダー、セクシュアリティ、人体や感覚についての文化史(とりわけ近代フランス、英米)やヨーロッパの知の営み・文化の歴史など研究対象は広範囲に及ぶ。「Cultural History」誌の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kira

    肥満は富と権力の象徴であったものが、近年自己管理できないマイナスイメージのものへと変わってきたと、認識していたのだが、古代より、肥満はマイナスのイメージが強いものだったということが本著では著されていた。肥満のもとの脂肪は湿って柔らかく、熟れすぎたものが腐りゆく様と捉えられている。しかし、この本自身が西洋の視点が重きに置かれていて、非西洋の肥満をよくないものとしてみているため、逆からの視点による記述が少なく、些か偏ったもので、差別的な考えを感じた。

  • stray sheep

    僕の宿痾ともいうべき、肥った人間(とりわけ女性)への異常なまでの拒否感を突き詰めてやろうという、ふざけたようなまじめなような動機で読み始めたが、結局この著者自身のプロポーションが気になって読書には集中できず。笑

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