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ISBN 10 : 4105071912
Content Description
あなたがいつ、どこで、何のページを見たか。誰とつながり、何に「いいね!」を押し、どんな言葉を検索したか。性別や年齢よりもはるかにあなた自身を語る情報が、いま巨大IT企業の手の内にある。彼らはそのビッグデータをAIで解析し、あなた以上にあなた自身を熟知する。そしてある日、あなたに狙いを定め、囲い込み、洗脳する―。トランプ政権誕生、イギリスのEU離脱と、世界分断の「立役者」となった組織、ケンブリッジ・アナリティカ。彼らが狙ったのは、フェイスブックに集積された膨大な個人情報だった。巧妙に仕組まれた性格診断アプリを介し、回答した本人のみならず、友人の情報までを入手。その数8700万人分。彼らはそれぞれの性格に合わせてカスタマイズした情報を流し、人々の不満や憎悪を掻き立て、分断を煽った。彼らにとって選挙の投票行動を操ることなど最早たやすいことだった―。一連のスキームづくりに携わっていた著者が、ソーシャルメディアとビッグデータ、AIの最先端で何が起きているのかを内側から明かした衝撃の書。
目次 : 事の始まり/ 失敗の教訓/ プラダでテロと戦う/ アメリカからやって来たスティーブ/ ケンブリッジ・アナリティカ/ トロイの木馬/ 暗黒の3大特性/ ロシアより「いいね!」を込めて/ 民主主義に対する犯罪/ アプレンティス/ カミングアウト/ 暴露
【著者紹介】
クリストファー・ワイリー : ケンブリッジ・アナリティカ(CA)とフェイスブックによるデータの悪用を暴露したことで、「ミレニアル世代最初の内部告発者」「未来から送られたピンク髪で鼻ピアスの神託」と称される。暴露はシリコンバレーを揺るがし、データ犯罪に対する史上最大の多国籍調査につながった。CAは解散。ワイリーはCAの設立と崩壊に関与することになった。1989年にカナダのブリティッシュコロンビア州に生まれ、英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで法律を学ぶ。その後、文化をテーマにしたデータサイエンスとファッショントレンドの予測に研究を移す。現在はロンドン在住
牧野洋 : ジャーナリスト兼翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒、米コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクール修士。日本経済新聞社でニューヨーク特派員や編集委員を歴任し2007年に独立。早稲田大学大学院ジャーナリズムスクール非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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