クリストファー・ベックウィズ

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ユーラシア帝国の興亡 世界史四〇〇〇年の震源地

クリストファー・ベックウィズ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480858085
ISBN 10 : 4480858083
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 英雄とその友たち/ 二輪馬車の戦士たち/ 王族スキュタイ/ ローマと中国の軍団/ フン族の王アッティラの時代/ 突厥帝国/ シルクロード、革命、そして崩壊/ ヴァイキングとカタイ/ チンギス・カンとモンゴルの征服/ 中央ユーラシア人、ヨーロッパの海へ/ 道は閉ざされた/ 中心なきユーラシア/ よみがえった中央ユーラシア/ バルバロイ

【著者紹介】
クリストファー・ベックウィズ : インディアナ大学中央ユーラシア研究科教授。中央ユーラシアおよび東アジアの歴史・言語・思想に通じ、いくつもの新しい見解を提出している

斎藤純男 : 東京学芸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • MUNEKAZ

    交易と遊牧で繁栄した中央ユーラシア諸国が、ヨーロッパ、中国、ロシアといった周辺地域に徐々に侵略され消滅するまで。フン族・モンゴル帝国など野蛮と恐怖のイメージが強いが、実際は交易を求める人々であり、周辺地域からの侵略に対する反撃として武力を使ったこと。また彼らの文化的影響はユーラシア中に及び、それは日本にも及んでいることが示されている。後半、「モダニズム」に対する強い批判を行っており、この辺りは意見が分かれるのではと思う。

  • ポルターガイスト

    中央ユーラシアの歴史的意義は少なく見積もられている。インド・ヨーロッパ語族の拡大や殷周の起源を考えれば中央ユーラシアこそが農耕文明の起源と言っても過言ではない。その残虐性や貧しさは農耕文明により戯画的に誇張されている。実際には遊牧社会は多様であり,しばしば農耕国家よりも豊かであった。彼らが農耕国家と戦うのは交易の制限を解くためであり,それは近代の西欧諸国の態度と変わりない。などの主張は面白く歴史観を塗り替えられる快感がある一方で,事実関係の確認部分が多くそこは退屈。モダニズム批判の箇所は賛否ありそう。

  • めーてる

    とてもとても興味深い本。それまで中央ユーラシアの人々について抱いてきた固定観念が、いかにヨーロッパ・中国中央史観によるものだったのかがよくわかる。もっと詳しく知りたいなあと思わされた。

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