クリスティアーヌ・ハルツィヒ

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移民の歴史 ちくま学芸文庫

クリスティアーヌ・ハルツィヒ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480512192
ISBN 10 : 4480512195
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国境を超えた人口移動。その背景には、地球上にくらす人類の、個別複雑な生活誌がある。それを読み解く移民研究を平明に解説した画期的な入門書。

【著者紹介】
クリスティアーネ・ハルツィヒ : 1952‐2007年。米アリゾナ州立大学歴史学部准教授。専門、移民史・女性史

ディルク・ヘルダー : 1943年生まれ。独ブレーメン大学、米アリゾナ州立大学教授を歴任。世界移民史の先駆的研究者として知られる

ダナ・ガバッチア : 1949年生まれ。トロント大学名誉教授。専門は移民・ジェンダー研究

大井由紀 : 一橋大学大学院で博士号(社会学)取得。現在、南山大学外国語学部英米学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    正確には原著のタイトルの素直な訳『移民の歴史って何?』とすべき本。まず移民をかなり広く捉え(国内の地域間移動も含む)、第2章で人間の出現以来の人々の移動を歴史的に概観する。本書の価値はその後の章にあり、歴史と言うよりは社会学的なアプローチで、移動する側、受け入れる側の文化的な変容を多角的に概観する。さらにジェンダーや子どもといった世代的な視点も導入しており、ともすると単純化されがちな移民の問題を、極めて立体的に捉えようとしている。大学の初学者向けテキストだそうで、内容は平易だがその奥行きは深い。良書だ。

  • うえぽん

    米、独、加の専門家らによる移民史入門。大西洋を東から西に主に男性が移動すると言った形で移民の時代、対象、視覚を限定せず、受入地と出身地双方の規範も包括する視点を促す。国内外の移動をシームレスに論じた点も新鮮。全般的には初学者向けに各分野の専門書への道標とした印象もあるが、近年の状況については、生産拠点輸出による白人社会への男性流入の減少と、介護保育サービスの需要による女性流入の増加など、人種、ジェンダー面に注視。市民権の概念を、移民と受入地・出身地双方の関係として論じた点は、国民国家との強い摩擦を感じる。

  • ゲオルギオ・ハーン

    移民研究の概論。移民といっても背景、目的、行き先の基準がさまざま。本書は移民についての基本的な考え方を歴史的な動きも視野に入れて整理してくれる。また、移民に関するさまざまな切り口の研究も紹介しており、どの角度から切り込むと自分の問題関心に近いのかもわかる。個人的には3−6の労働市場との関連が一番気になる。移民労働者といってもさまざまなタイプがいるわけで単純労働もあれば高度な技能で労働する人もいる。現代では政策に移民労働者の質をコントロールしようとしているのでもっと深堀りした本を読んでいきたい。

  • 拡がる読書会@大阪

    最近の問題ではなく、歴史的にずっと因果があっての問題なんですね。 人口の移動だけでなく、他国への文化の影響、労働市場の変化など様々な事象が起こっています。 解決へはなかなか大変ではりますが、原因を知るためにはまずは歴史を知っておくことは大切です。 多様性とはよく言いますが、それを受け止める寛容さだったり、受け止めるきる責任が必要となってくる見えては来ていると思うのですが、なかなか現実的には難しいお話ですね。 https://note.com/sharebookworld/n/nb5cbb596df24

  • ポルターガイスト

    タイトルは『移民の歴史』ではなく『移民の歴史とは何か』『移民の歴史をわれわれはどのように取り扱い,そこから何を学び取るべきか』とでもすべき本。移民史そのものではなくそれを取り扱う上での心構えやそこから読み取れるものについての記述が多く,筆者のリベラルな価値観がかなり前面に出ている。

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