クリスチャン・ボードロ

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豊かさのなかの自殺

クリスチャン・ボードロ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894348608
ISBN 10 : 4894348608
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

デュルケーム『自殺論』(1897)から百余年、「近代化=経済成長の世紀」としての20世紀における自殺のありようを、欧米のみならずインド、中国、ソ連/ロシア、そして日本をも視野に収めて分析、「豊かさ」がもたらす自殺抑止効果を証すと共に、若年層の自殺率の急上昇の謎に迫る、「自殺の社会学」の新しい古典の誕生。

目次 : 序論 自殺という危機に瀕する世界/ 第1章 貧困は自殺から人々を保護するのか?/ 第2章 離陸―自殺増大の初期段階/ 第3章 大転換点/ 第4章 栄光の三〇年間/ 第5章 ソビエトという例外/ 第6章 オイルショックと若者の自殺/ 第7章 自殺と社会階級―その現状報告/ 第8章 二〇世紀―支配階級が自殺からいっそう保護される/ 第9章 だがしかし、彼女たちはそこから出ていく…/ 結論

【著者紹介】
クリスチャン・ボードロ : 1938年パリ生まれ。パリ高等師範学校の社会科学科名誉教授、モーリス・アルヴァクスセンター(国立科学研究センター)研究員。古典文学教授資格と社会学博士号をもつ。1968‐89年にかけて国立統計経済行政学校(ENSAE)の教授を務めた

ロジェ・エスタブレ : 1938年生まれ。プロヴァンス大学名誉教授。ニースのマッセナ高校を了え、1959年にパリ高等師範学校合格、ルイ・アルチュセールの生徒となる。哲学教授資格取得(1962年)後、『資本論を読む』の共著者となる。その後、統計的方法を学び、ジョルジュ・ギュルヴィッチの助手となる。1984年ナント大学のミッシェル・ヴェレの指導により社会学博士号を取得

山下雅之 : パリ第4大学社会学博士。近畿大学文芸学部教授

都村聞人 : 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学(教育社会学)。東京福祉大学教育学部専任講師

石井素子 : 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学(教育社会学)。龍谷大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • d0g_ville

    デュルケムの自殺論を引き継ぎつつも、その理論を飛躍的に革新させる内容。デュルケムは、自殺率が地方の宗教的伝統社会に生きる貧しい人々では極めて低く、一方で都市部に住む自営業や弁護士などの豊かな人々では特に高い自殺率を誇ることを示し、「貧困が人々を自殺から保護する」と結論づけた。しかしながら、今日の先進諸国では上のような、「豊かさ」と自殺率の関係が全く逆転してしまっている。つまり、「豊かさは人々を自殺から保護する」のである。

  • 時田桜

    自殺研究は面白いね。話題にもなる。英語の方が読みやすいかも

  • しょ〜や

    自殺について統計的に整理すると、これほどの議論ができるとは思わなかった。こうしたデータから今の社会の問題点など見られると面白いのかもしれない。

  • ビアスキ

    とても参考になりました。

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