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ISBN 10 : 4588006533
Content Description
ナチズムの先駆とされる「義勇軍」の分析を軸にファシズムに親和的な心性の起源を“男性一般”の心理や行動に伏在する器質的な欠陥や障害に探る。
目次 : 第1章 群衆とその対蹠物(みずからの無意識の具体化としての群衆/ 性病、伝染する快楽/ 内部―「原人」としての異物/ 現実の群衆の諸相/ 前方に女あり… ほか)/ 第2章 男たちの身体と白色テロル(セクシャリティーとしごき/ 戦闘と身体/ 兵士的男性の自我/ 「生まれきらなかった者」の自我に関する雑多な考察/ 自己の境界づけと自己維持としての白色テロル ほか)
【著者紹介】
クラウス・テーヴェライト : 1942年、東プロイセンに生まれる。キール大学とフライブルク大学で英文学とドイツ文学を学んだのち、大学を離れ、いくつかの放送局でフリーランスとして働く。学位請求論文である『男たちの妄想』を執筆後はフライブルクに在住し、文学、音楽、映画、メディアと政治、フェミニズム、精神分析などをめぐって独自の文筆活動を続けている
田村和彦 : 1953年、長野県に生まれる。東京都立大学大学院修士課程(独語独文学)修了、現在、関西学院大学教授、専攻は20世紀ドイツ文学、主にトーマス・マン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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