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平凡すぎて殺される 創元推理文庫

クイーム・マクドネル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488165048
ISBN 10 : 4488165044
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“平凡すぎる”顔が特徴の青年・ポールは、わけあって無職のまま、彼を身内と思いこんだ入院中の老人を癒す日々を送っていた。ある日、慰問した老人に誰かと間違えられて刺されてしまう。実は老人は有名な誘拐事件に関わったギャングだった。そのためポールは爆弾で命を狙われ、さらに…。身を守るには逃げながら誘拐の真相を探るしかない!?これぞノンストップ・ミステリ!

【著者紹介】
クイーム・マクドネル : アイルランドのリムリック生まれ、ダブリン育ち。小説家、TVの放送作家、コメディアン。小説家としては全5作の“ダブリン三部作”シリーズ、“バニー・マガリー”シリーズなど、ダブリンやマンチェスターを舞台にしたミステリや犯罪小説を執筆している。『平凡すぎて殺される』は2017年に、アイルランドのインディペンデント出版を奨励するCAPアワードの最優秀長編小説部門にノミネートされ、I Have Sinnedは、2019年のキンドル・ストーリーテラー賞の最終候補となった

青木悦子 : 東京都生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    いわゆるユーモアミステリとは、探偵役が道化じみていたり無能なのになぜか事件が解決してしまうパターンが多い。本書もその系統かと思いきや、主人公の青年や相棒の看護師、くたびれた刑事たちも揃ってありがちなキャラ設定だ。そんな平凡な小市民が平凡ならざる誘拐事件に巻き込まれ、思いがけず奔走せざるを得なくなる姿が笑いを誘う。ギャング団や警察上層部などうさんくさい面々も山盛りで、その行動も意外とまとも。コメディアン出身の著者は真面目さが招く失敗や愚かさこそ読者をくすぐると心得ていて、おふざけでなく上品に笑わせるくれる。

  • ナミのママ

    “平凡“な容姿を生かして病院ボランティアをしているポール。老人たちは彼を息子や近隣の若者と思い込んでいる。28歳の青年がなぜ無職でボランティアをしているのか?最初の疑問はそこだった。病院内で老人に刺されたところから進み出すドタバタ劇。刺した老人は死んじゃってるしギャングの一味だったし。関わった看護師を巻き込んでの逃亡途中で少しずつ明かされるポールの過去。追いかける警察官達も個性がありすぎて賑やか。楽しいストーリーだがジョークがストレートに伝わって来ないのはお国柄か翻訳か、残念。ダブリン三部作の一作目。

  • オーウェン

    平凡すぎる顔ゆえ、老人ホームを慰労しても誰からも怪しまれないポール。 だがそんなポールが接した老人に間違われ刺されてしまう事態。 そこからギャングの連れではないかと勘違いされ、殺し屋が命を狙ってくる。 やたらとキャラの個性が強い奴ばかりだが、話自体があまり面白みがないのが残念。 映画や刑事の小ネタが展開を堰き止めるようになり、会話がダラダラするので、そこで評価が割れるのかも。 終盤のまとめ方も雑な感じに見えてしまった。

  • stobe1904

    【コミカルなミステリ】アイルランドのダブリンが舞台の巻き込まれ型のミステリ。どこにでもいるような平凡な容貌のポールは、その容貌を活かしてボランティアで病院の老人たちの近縁者を演じているが、ある日突然老人に襲いかかられて、その後なぜか命を狙われる羽目に…。頻発するジョークや特異なキャラたちが織りなすコミカルなミステリはユニークで意欲的だと思うが、個性的すぎて残念ながら私には合わなかった。★★☆☆☆

  • yukaring

    平凡すぎて「どこかで会ったことがある」ように思われやすい顔の青年ポールは、その特徴(?)を活かして彼を息子や甥と思いこんだ老人達を癒す病院ボランティアをしている。その日看護師のブリジットに頼まれて見舞ったのは何と元ギャングの老人。この老人は過去の有名な誘拐事件の関係者で、彼を敵対するギャングの身内だと思いナイフで襲撃。その勘違いから命を狙われる続けるポールとブリジット。狙われる理由は未解決の誘拐事件だ、と考えた2人は逃げながら謎解きをする羽目に。時々入る2人の漫才のような掛け合いも笑えるユーモアミステリ。

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