Product Details
ISBN 10 : 4876982503
Content Description
弁論術五部分のうち、「発想」から「配列」を経て「措辞」まで。シリーズ3冊目となる本分冊には、全12巻のうち第6‐8巻を収録する。その冒頭でクインティリアヌスは、老境に入ってから得た若い妻と幼い下の息子の相次ぐ死に続いて、将来を有望視し本書を遺産代わりにと考えていた上の息子にも先立たれた直後の喪失感を吐露している。以来、執筆再開は著者自身にとっての慰めとなり、本書は全人類への遺産となった。本邦初完訳。
目次 : 第6巻(結びについて/ 感情について/ 笑いについて ほか)/ 第7巻(配列について/ 推測が関わる問題/ 定義が関わる問題 ほか)/ 第8巻(ラテン語らしさについて/ 明晰さについて/ 修辞 ほか)
【著者紹介】
森谷宇一 : 大阪大学名誉教授。1940年京城生まれ。1971年東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東北大学助教授、大阪大学助教授、教授を経て2004年退職
戸高和弘 : 大阪大学非常勤講師。1960年福岡県生まれ。1991年大阪大学大学院人文科学研究科博士課程修了を経て現在に至る
吉田俊一郎 : 日本学術振興会特別研究員(首都大学東京大学院人文科学研究科)。1978年東京都生まれ。2010年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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