ギュスターヴ・フロベール

Individuals/organizations Page

Books

愛書狂 平凡社ライブラリー

ギュスターヴ・フロベール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582768114
ISBN 10 : 4582768113
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フローベール「愛書狂」、デュマ「稀覯本余話」、ノディエ「ビブリオマニア」、アスリノー「愛書家地獄」、ラング「愛書家煉獄」、古本黄金時代、世人の想像を絶する愛書家たちの倒錯的生態を描いた究極の書痴小説五篇。その狂乱の歴史と実態を綴った評論「フランスの愛書家たち」を併録。

【著者紹介】
生田耕作 : 1924年、京都祇園生まれ。京都大学文学部卒業。フランス文学者、評論家。1994年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • スプーン

    愛書家たちの滑稽な様が語られた小品5点。弱冠15歳のフローベールが秀逸。共編者である恩地源三郎氏の言葉で締めたい。「折畳まれ綴じられた紙にすぎないはずの一冊の書物によって得られる幸福、それは非常に大切ななにかのようにわたしには思えるのだが。」

  • kasim

    モノとしての本の蒐集に人生を賭ける人びとを描いた19世紀の5短篇を収めたアンソロジー。デュマが劇場で隣り合わせた紳士が夢中になって読んでいる『仏蘭西風菓子製法』。お菓子好きかと思いきや、それはエルゼヴィル版という稀覯本で、版の異動について事細かな講釈を聞かされる羽目に。創作かと思ったら、何とこれがノディエで、次に収録されているのは彼の短篇。他の作品にも彼を含め同じく実在の愛書狂が繰り返し登場する。一冊読み終わる頃には、エルゼヴィル版を知らなかった自分は何と無教養なことか、という気分にさせられてしまう。

  • やいっち

    蔵書家でも愛書家でもない。ただ、本に限らず電子化が進む今日、少なくとも本については、可能な限り紙の本、表紙やカバーや、帯などのある本、装幀も含めた本を大事にしたいと思う。昨今の作家はともかく、昔の作家は、書籍の形で読まれることを前提に創作していたと考えられからだ。

  • 1.3manen

    1980年初出。適度なスケッチがあるので、好感が持てた。ノディエ「ビブリオマニア」のボン=ザンファン街の文芸市場の挿絵では、リアカーに本が載っている(68頁)。物売りのような感じで街行く人に見てもらっていたのだろうか? いや、そうではない。シルヴェストル競売所が1789年設立。書籍の競売。ノディエは2度蔵書を処分したようだ(訳注210頁37)。僕も死ぬのがわかれば、自宅の少ない蔵書は図書館に全て寄付してもいいかもしれない。   

  • ykshzk(虎猫図案房)

    果たして本の価値とはどこに?実際、本は怖いもの。一番大事な、書かれている内容が全く分からなくても「所有したい欲」を刺激してしまうのだから。どこそこの印刷所版、初版、装丁の美。コレクター魂をくすぐるに十分な条件が揃っている。自分でも思い当たる。読めるはずも無い難書を本棚に並べて賢い自分を錯覚したり、古本で手に入れた途端に興味が無くなったりするような、物欲や自己満足だけのイタイ蔵書。話が面白い!という本では無かったけれど、本という物のために冷静さを失う愛書狂達の姿は、悲哀漂う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items