ギャヴィン・フランシス

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人体の冒険者たち 解剖図に描ききれないからだの話

ギャヴィン・フランシス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622087175
ISBN 10 : 4622087170
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

スコットランドの家庭医ギャヴィン・フランシスは、ときに救急医や従軍医として、さまざまな患者に出会ってきた。顔半分だけが麻痺した女性、手のひらを釘で打ち抜いた大工さん、直腸にケチャップの瓶が入った男性…。本書はそんな患者たちとフランシス、そして人体の解明に挑んだ偉人たちの冒険の物語だ。小説のようなケースヒストリーに古今東西の人体をめぐる逸話を交えた、読む人体図鑑とも呼べる医療エッセイ。さあ、人体をめぐる旅に出よう。英5紙誌のブック・オブ・ザ・イヤー受賞。

目次 : 脳/ 頭部/ 胸部/ 上肢/ 腹部/ 骨盤/ 下肢

【著者紹介】
ギャヴィン・フランシス : 1975‐。エディンバラ在住の医師、作家。医師として働きながら七大陸を踏破。著書にTrue North:Travels in Arctic Europe(Polygon 2008)、Empire Antarctica:Ice,Silence&Emperor Penguins(Chatto & Windus 2012;スコティッシュ・ブック・オブ・ザ・イヤー受賞)などがある。また、『人体の冒険者たち―解剖図に描ききれないからだの話』で英5紙誌のブック・オブ・ザ・イヤーを受賞した

鎌田彷月 : 翻訳者、校閲者。翻訳事典の編集者・校正校閲者を務めたのち、渡英。ニュース記事や評論などの執筆・翻訳、またCDライナーノーツの執筆と歌詞翻訳に従事。帰国後は校正校閲のかたわら、多くの書籍をゴースト訳・執筆

原井宏明 : BTC東京・精神科医。ハワイ大学臨床准教授。精神科専門医。精神保健指定医。日本認知行動療法学会理事・専門行動療法士。日本動機づけ面接協会代表理事。1984年岐阜大学医学部卒業、ミシガン大学文学部に留学。国立肥前療養所、国立菊池病院、なごやメンタルクリニックを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • タナカ電子出版

    医学の勉強をすればするほど自分の身体を隅から隅まで知ることができないことに気がつく…しかしながら、メスを持つ外科医も薬を処方する内科医もともに、今解っている事と、解っていない事を明確に知るために学ぶ必要があると推測できる。この本はタイトルにあるように人体の冒険者の話しであります。私は異世界ファンタジーの冒険者と同じくらい医学冒険者を憧れの象徴として眺めています。

  • booklight

    エッセイストが医者をやってみた、というような本。いや、医者なんですけどね。頭から足先まで、医学から始まり古今東西の教養を引用を挟みつつ、日常を語る。人の生死にまつわる医学的な日常の重さと今まで蓄えられてきた医学の深さの間で揺蕩う様は、西洋の教養人がやりたがるスノッブさとそうしないような日常性で、気遣いはいいのに、どちらにも突き抜けていないのがちょっと残念。でも、こういうのに自分が憧れていることを再認識しつつ、憧れは実は教養でなく、日常をいかに楽しめるか、ということに逆説的に気が付いた。それは瞑想に近い。

  • たまご

    脳から足まで,上から順に各身体部位のエッセイです.ヨーロッパ的知性を感じ.著者の,チベットとか軍隊派遣先(?)とか,日本では経験できなさそうな研修を積んでいるのが驚き. そして頭位変換性めまいの治療法の冷遇っぷりとか,2000年以上前のホメロスの傷の描写の医学的正確さにびっくり.そして剣,槍,投石の致死率もとめるとか,世の中には面白いことやる先生もおられますねえ…これも病跡学のひとつなのかな. 章によって読みやすさが若干違ったように思われ,意外と読むのに時間がかかってしまいました.でも面白かったですよ!

  • ☆☆☆☆ まずは脳。次に頭部、それから胸部、上肢、腹部、骨盤、下肢と、順番に説明してくれるガイド付き人体ツアーに参加したみたいだった。著者は医師だが、文学や歴史から症例への話のもっていき方が絶妙だった。十二使徒の豊かな表情を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチは顔の筋肉のドローイングが上手かったこと、腎移植手術の生々しい描写、敗血症から肝不全になりかけた若い女性が一命をとりとめた場面などは印象に残った。今この瞬間も、わたしを生かすために心臓や肺や肝臓が動いているんだと感じさせてくれる本に初めて出会った。

  • mawaji

    従軍医など様々な遍歴を経て家庭医として臨床に従事している著者の脳内は、膨大な医学部の勉強による知識のみならずリベラルアーツのインプット量が半端ないということが随所で感じられ、訳者あとがきにあるようにまさに「医療と文芸と博物誌の息を飲むような融合」といった感じです。高齢化社会に向けて「医療とは、劇的に命を救うことではなく、粛然と整然と死を送らせようとすることです」という言葉は重みを増してくるかと思われます。「生殖器 子づくりについて」の章は興味深くも示唆に富む内容で、不妊治療あるあるだったりするのでしょう。

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