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歴史の囚人たち(仮題)第二次世界大戦の記念碑を訪ねる

キース・ロウ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560098813
ISBN 10 : 4560098816
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「歴史認識」はなぜ他国と食い違うのか?世界各地の二十五の戦争記念碑を五つに分類して、歴史の表象とその変化や議論を考察する。地図・写真多数収録。

目次 : 第1部 英雄(ロシア―「母なる祖国像」‐ヴォルゴグラード/ ロシアとポーランド―「四人の眠っている人」記念碑‐ワルシャワ ほか)/ 第2部 犠牲者(オランダ―国立記念碑‐アムステルダム/ 中国―南京大虐殺記念館 ほか)/ 第3部 モンスター(スロベニア―すべての戦争の犠牲者のための記念碑‐リュプリャナ/ 日本―靖国神社‐東京 ほか)/ 第4部 破壊(フランス―オラドゥール=シュル=グラヌ/ ドイツ―虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑‐ベルリン ほか)/ 第5部 再生(国際連合―国連安全保障理事会会議場の壁画/ イスラエル―ヤド・ヴァシェムのバルコニー‐エルサレム ほか)

【著者紹介】
キース・ロウ : 1970年生まれ。マンチェスター大学を卒業後、歴史・軍事関連書籍の編集者を12年間務め、現在は作家および歴史家として精力的に活動している。主要な歴史書に、英国で優れた歴史ノンフィクション作品に贈られるヘッセル=ティルトマン賞を受賞した『蛮行のヨーロッパ:第二次世界大戦直後の暴力』(白水社、2018年)などがある

田中直 : 1983年、京都市生まれ。立命館大学国際関係研究科博士後期課程修了。博士(国際関係学)。専門は現代ドイツ史、「記憶の文化」についての研究。現在、立命館大学授業担当講師、龍谷大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Nobuko Hashimoto

    ここ数年の関心にジャストすぎる一冊。戦争に関係する25の記念碑を取り上げた本。一人の著者が、欧州、アメリカ、アジアと広い範囲に目配りしながら、「英雄」「犠牲者」「モンスター」「破壊」「再生」という分析視点で分類、分析することで、単なる個別の説明ではない、ストーリーのある著作になっている。「記憶と継承の政治学」という科目の開講日に、これ面白いよと目次を配ったら、受講生たちが強い関心を示して、急遽、今学期の共通テキストに採用することに。一緒に語り合うのが楽しみ!!

  • takao

    ふむ

  • Fumitaka

    各地の第二次世界大戦の記念碑を五種類(「英雄」「犠牲者」「モンスター」「破壊」「再生」)に分け、各国でどのような顕彰がなされているか論じる。ゆえにその一面性や「一国的」な側面も取り扱われることになる。靖国神社や韓国の従軍慰安婦像も触れられている。キース・ロウは間違いなく日本に媚びる立場ではなく、またユーゴスラヴィアとか彼の母国イギリスの爆撃機パイロットの記念碑の記述を見る限り、「連合国は無謬」という立場でも明らかに“なく”、こういった人の意見はある程度「一般的な理解」として受け止められるのではないか。

  • Yuppeii

    第二次世界大戦をヨーロッパの戦勝国の視点で知ることができたのは興味深かった。東アジアの記念碑は日本では決して語られない点まで書かれていて、初めて知ることも多く勉強になった。 一方でヨーロッパの戦勝国の反省や批判はあまりなかったのは、筆者がイギリス人でありイギリス人の視点で戦争を捉えているからなのだろうと思った。

  • 朔ママ

    ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

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