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ISBN 10 : 4892194018
Content Description
女嫌いニーチェ―にもかかわらずなぜニーチェのもとに殺到するのか。妹エリザベートとの愛憎、ルー・ザロメとの失恋の痛手、表現主義芸術家、女性解放運動フェミニストたちが共鳴するその思想。ニーチェが交流し、また影響を与えた40数名の女性。母性的な女性に惹かれ、女性を永遠に妊娠する目標を持つものとしたニーチェ。女性の性の喜びを強く肯定し、女性解放運動に「自由」への展望を与えたニーチェ。実際にニーチェと交流のあったものから、ニーチェの人を「自由」にする思想に共鳴した作家・美術家やフェミニストまで、ヴィルヘルム皇帝時代の家父長的な社会の女性たちを論じる、ニーチェ思想、芸術、フェミニズムを横断する一書。
目次 : 第1部(家族と友人たち/ ニーチェと永遠に女性なるもの/ ニーチェと「新しい(めざめた)女性」)/ 第2部(創造的な女性たちに与えたニーチェの影響/ ニーチェと女性フェミニストたち)
【著者紹介】
キャロル・ディース : 1943年生まれ。専門はヨーロッパのフェミニズムとニーチェ思想。1973‐97年ロンドンのミドルセックス大学で教鞭を執る。1989年『フリードリヒ・ニーチェ協会』共同設立者
眞田収一郎 : 昭和15年東京都に生まれる。慶應義塾大学文学部卒(哲学専攻)。主に九州大学と日本大学で教鞭を執る。現在、ニーチェを中心にした翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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