キャロリン・ペイプ・コーワン

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カップルが親になるとき

キャロリン・ペイプ・コーワン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326653287
ISBN 10 : 4326653280
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2007
Japan

Content Description

アメリカの16組の夫婦を、10年間にわたり継続的に追跡した調査研究の集大成。カップルが親になるプロセスの中で、役割のみならず愛情やアイデンティティが変容する様相を考察。有用な知見に富んだ名著。

【著者紹介】
キャロリン・コーワン : カナダ生まれで、今現在もカリフォルニア大学バークレー校の心理学部で教鞭をとりながら、夫と妻というカップル関係から父と母という親としての関係への移行生活、結婚問題、親子問題を中心とした研究活動をしている

フィリップ・コーワン : カナダのトロント生まれで、トロント大学で博士号を取得し、2005年に長年在籍していたカリフォルニア大学バークレー校心理学部を退職している。コーワン博士は1978年に『ピアジェ―感覚について』で発表を開始し、バークレー校では教鞭をとるかたわら、人間発達研究所のディレクターとして家族政策のプロジェクト、学童児と家族政策のプロジェクト、家族支援政策のプロジェクトに携わってきた

山田昌弘 : 1957年生まれ。1986年東京大学大学院社会学研究科博士課程退学。東京学芸大学助手、助教授を経て、東京学芸大学教育学部教授

開内文乃 : 1965年生まれ。1989年学習院大学法学部卒業。信託銀行勤務を経て、現在、一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • katoyann

    心理学者による夫婦関係に関する研究書。夫婦に対する10年以上にわたるインタビュー調査を基に夫婦関係が悪化する原因を分析している。女性が経済的に自立できる社会にありながら、アメリカでも性別分担が依然として残っていて、育児と家事は女性がやるべきこととされ、その負担も大きい。この家事と育児に関する調整が夫婦でうまく行かない場合に葛藤が生じ、関係が壊れやすくなると指摘されている。結局、育児を経験した時に夫は自らのキャリアを諦める必要がなく、そのことが妻に不公平感を抱かせる原因になると分析されている。

  • K

    心理学者のコーワン夫妻がアメリカで1975-85の10年間にわたり、妊娠したカップルを継続調査した成果。子育てのみならず、二人が「妊娠ー子育て」という一連の変化にどういった反応を示し、また二人の互いへの感情や関係性はどう変わるのか、といったことを丁寧に追っている。ジェンダー差や周囲からの圧力/協力、「平等主義」のもたらした影響や実勢など、今や古い本ではあるが、現在の状況にも十分通じるところがあると感じた。

  • ひなた*ぼっこ

    読了

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