キャスリーン・ニクシー

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信じる者は破壊せよ 古代ギリシア・ローマ、キリスト教が招いた暗黒の世紀

キャスリーン・ニクシー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622096207
ISBN 10 : 462209620X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“キリスト教の勝利”は、いかにして達成されたのか?勝利とは単に「勝つ」ことではなく、壊滅だった。破壊と殺戮に彩られた古代史を追う、衝撃の歴史ドキュメンタリー。

目次 : はじまり/ プロローグ―パルミラ、およそ紀元三八五年/ そして、終わりへ/ イントロダクション―アテナイ、紀元五三二年/ 第1章 目に見えない軍勢/ 第2章 悪魔の戦場/ 第3章 賢明さは愚かなことである/ 第4章 「少数の殉教者について」/ 第5章 狂わされた男たち/ 第6章 世界でもっとも壮大な建物/ 第7章 神殿を嫌悪すること/ 第8章 悪魔を退治する方法/ 第9章 無謀な人々/ 第10章 悪魔と杯を交わす/ 第11章 悪魔の過ちを浄化する/ 第12章 その日を摘み取れ/ 第13章 神の道を棄てる者/ 第14章 喜びの暴虐を消せ/ 第15章 慈悲深い残忍さ/ 第16章 暴君と危機の時代

【著者紹介】
キャスリーン・ニクシー : ケンブリッジ大学で西洋古典学を学ぶ。西洋古典学の講師として数年間働いた後、『タイムズ』紙のアート面のジャーナリストを経て、2021年より『エコノミスト』誌の英国特派員。『タイムズ』『フィナンシャル・タイムズ』『ニューヨーク・タイムズ』などにも寄稿している。本書で英国王立文学協会ジャーウッド賞を受賞した

松宮克昌 : 翻訳家。上智大学文学部卒。日本翻訳家協会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • trazom

    ローマ帝国に伝来したキリスト教が、厳しい弾圧と迫害を受けつつ布教に成功したというのが西洋の歴史である。しかし、本書は、新興宗教であったキリスト教が国教になるや、古代の神々の彫像や神殿を破壊し、ヘレニズム文化の書籍を焚書し、異教徒を迫害した事実を詳述する。確かに、これは真実だと思う。でも、これでもかこれでもかとキリスト教による破壊と殺戮の事実を描くことで、著者は一体何を言いたかったのだろうか:キリスト教による正史への批判、テロと殺戮というキリスト教の本質への警告…。私には、その真意を読み取ることができない。

  • ヘラジカ

    西洋社会のタブーに切り込むセンセーショナルな書であるだけでなく、宗教そのものやそれによって作られた(損なわれた)文化と文明の本質を直視する機会を得られる重層的な名著でもある。訳者の後書きでも書かれていたように、遥か昔の「暗黒の時代」を刺激的に書き立てた単なるナラティブ・ヒストリーで終わりにすることは現代を生きる我々には到底出来ないだろう。文化多様性への弾圧、支配や侵略の正当化、反知性的な群衆が生む破壊…。原初のディストピアを見せられていたはずが、自らが生きる今を知らず知らず見せつけられる衝撃の書であった。

  • TK39

    キリスト教徒によるギリシャ、ローマ文化、科学の破壊の歴史。コンスタンティヌスはキリスト教に帰依しただけでなくローマの神々も否定し、徐々にギリシャ、ローマの文化は破壊されていく。神殿などを破壊し、過去の叡智、科学がひきつがれなかったのは、キリスト教徒の破壊によるものである。最後まで残った哲学者が教えることも禁止し、多くのものが消え去った。怖い宗教である。。

  • 水海 瞬

    キリスト教徒が古代ギリシア・ローマの文化、学問、宗教を残虐に滅ぼしていって、暗黒時代を切り開いていったことを示している。

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