キャシー・ジェトニル・キジナー

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開かれたかご マーシャル諸島の浜辺から

キャシー・ジェトニル・キジナー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622095897
ISBN 10 : 4622095890
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

気候変動の影響を世界でもっとも受けている国々のひとつ、マーシャル諸島。若き活動家が、母であり娘でもある自らの生、常に「大国」に翻弄されてきた祖国の歴史、刻々と国土をむしばむ温暖化などをテーマに創りあげた28篇。

目次 : 開かれたかご(かご/ レクタグル ほか)/ ヒストリー・プロジェクト(釣り針にかかって/ Bといえば ほか)/ ハワイから学んだこと(マキキ通りへの飛行/ 薔薇の花のいとこ ほか)/ 伝えて(マーシャル語の会話レッスン 第九回/ ただの岩 ほか)

【著者紹介】
キャシー・ジェトニル=キジナー : 詩人、アーティスト、環境活動家。1989年、マーシャル諸島共和国生まれ。幼少期に両親とともにハワイへ移住。ミルズ・カレッジでクリエイティブ・ライティングの学士号、ハワイ大学マノア校で太平洋諸島研究の修士号を取得。2014年の国連気候変動サミットで「ねぇ、マタフェレ・ペイナム」を朗読し、国際的評価を受けた。現在はマーシャル諸島を拠点に気候変動や核問題をテーマとした創作を行うと同時に、環境保全のNGOジョージクムを立ち上げ、若者の芸術活動や環境教育に携わる。同国の環境省の気候変動特命大使も務めており、COP(国連気候変動枠組条約締約国会議)をはじめとする国際会議やイベント等に招致されている。日本でも講演会やワークショップを行い、「よこはまトリエンナーレ」「山形国際映画祭」などで映像作品を発表した。パフォーマンスの多くはオンライン上で公開されており、『開かれたかご―マーシャル諸島の浜辺から』が初の単独詩集

一谷智子 : 西南学院大学外国語学部外国語学科教授。専門は環境文学、核文学、オーストラリア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • にたいも

    まず開くと、環礁の島々のようにまあるく輪になった言葉たちが。キャシー・ジェトニル=キジナーさんは、1989年生まれのマーシャル諸島出身の詩人。島に伝わる伝説。核実験の放射線の影響で、ガンや白血病で亡くなる祖母や姪。ハワイへの移住とミクロネシアの人々への差別。気候変動で島が海にのまれる恐怖。2014年の国連気候変動サミットで朗読した「ねえ、マタフェレ・ペイナム」もあらためて文字で読むことができる。https://www.kathyjetnilkijiner.com

  • Hiroki Nishizumi

    静かな、訴える、考えさせられる詩

  • takao

    ふむ

  • G.D

    戦争や核実験、個人レベルでの差別が抑圧し続けたマーシャル諸島という「小さな被害者」。日本も、その歴史的記憶喪失によって抑圧に加担し続けたと言えるだろう。 アメリカに代表される楽観主義的な、進歩主義的な近代知がどのような犠牲のもとに成り立っていたのか。他者を不可知化していたのか。そのことに思考を巡らせ、文字通り「他者を思う」という倫理の源泉としてこの一冊はある。 この一冊から、グローバリズムでも資本主義でもない連帯を始めよう。安易な数値化を否定し、安直な抽象化を忌避し、その果てに芽生える倫理を捉えよう。

  • 著者:キャシー・ジェトニル=キジナー 一谷智子訳 2023年2月28日第1刷発行 発行所:株式会社みすず書房 本文組版:キャップス 本文印刷所:理想社 扉・表紙:カバー印刷所:リヒトプランニング 製本所:誠製本 装丁:安藤剛史 編集:木本早耶 定価:本体2700円+税

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