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ISBN 10 : 4422115391
Content Description
調査・研究者の体験のインパクトを重要なデータ源とする乳児観察は、文化人類学や発達心理学、社会学などの分野で調査・研究の方法論としての価値が認識されるようになっている。乳児観察の歴史や哲学的背景まで深く掘り下げながら、多様な場面や対象に適用された実際の研究事例を豊富に紹介し、その到達点と可能性を明らかにする。
目次 : イントロダクション/ 第1部(調査・研究方法としての乳児観察/ 乳児の体験世界をいかにして知ることができるのか?―調査・研究から学んだこと/ 子どもや家族と第一線で関わる専門家訓練における乳児観察の応用の評価/ 乳児観察の体験が精神分析的心理療法の訓練の中心に据えられる意味/ 現場で―精神分析的観察と認識論的実在論)/ 第2部(精神分析的乳児観察の単一事例から何が学べるのだろうか?/ 里親養育を受ける乳児の治療的観察/ 文化体験を観察する際の驚きを利用する/ 早期介入としての乳児観察―予備調査・研究プロジェクトから学んだこと/ 傷つき、情緒的に凍りついた母親が、赤ん坊を観察し、違ったやり方で接し、赤ん坊に生命の光が宿るのを見守れるようになるための援助/ 赤ん坊の喪失の後に新たに生まれてきた赤ん坊の体験)/ 第3部(赤ん坊の集団生活―認知と可能性の広がり/ 乳児観察の調査・研究を他のパラダイムとつなげていくこと/ 老人ホームにおける観察―調査・研究の方法としての単一事例研究と組織観察/ 乳児観察、民族誌学、そして社会人類学)
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