キャサリン・m・ロジャーズ

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猫の世界史

キャサリン・m・ロジャーズ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784767824413
ISBN 10 : 4767824419
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

愛される猫、嫌われる猫、可愛らしい猫、したたかな猫…それでも、かかずにはいられない猫と人が歩んだ4000年の物語。史実から、物語、絵画にまで、歴史のさまざまな場面で登場する猫が勢揃い。

目次 : 1章 ヤマネコからイエネコへ/ 2章 災いをもたらす猫、幸運を呼ぶ猫/ 3章 ペットとしての猫/ 4章 女性は猫、あるいは猫は女性/ 5章 猫には、猫なりの権利がある/ 6章 矛盾こそ魅力

【著者紹介】
キャサリン・M.ロジャーズ : 作家、編集者。ニューヨーク市立大学ブルックリン校および大学院センター名誉教授。18〜19世紀の英文学を研究。退官後は動物や食物関連の多くの書籍を執筆する

渡辺智 : 1974年山口県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程前期修了(英語学英文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    2200(にゃんにゃん(=^・・^=)、おーおー)冊目区切りの作品は、猫と人間の4000年に渡る歴史です。今は空前の猫ブームですが、過去は虐待されたり、悪魔の使いとして魔女と一緒に火炙りにされたり、受難の時代がありました。また女性と同一視されていたため、女性の地位向上に合わせて、猫の地位も上がってきたのかも知れません。世界に誇る日本のキャラクター、ハローキティが登場しなかったのが片手落ちですが・・・

  • 真香@ゆるゆるペース

    図書館本。サラリと読めるのかと思いきや、論文のような本格的な内容の本だった。タイトル通り、古今東西猫と人とがどのように関わってきたのかを、絵画と共に紹介。両者の関係が始まったのは約4000年前と歴史はかなり長く、ネズミ捕りとして重宝がられた反面、悪魔や魔女の象徴として迫害を受けたりと、国・時代・宗教によって扱いが全く異なる。つくづく人間の身勝手さに腹が立って胸が痛くなったけれど、自分は猫と仲良くできるこの時代に生まれてこられてラッキーだったなと感謝の気持ちが湧いた。猫好きの方には特にオススメしたい一冊。

  • コジ

    猫と人間が歩んできた歴史を絵画や文献から解説。猫マニアだけでなく、美術・文学に関心のある諸兄も読んで損はなし。猫と人間の歴史は綺麗事だけでは語れない。とくに中世ヨーロッパは猫にとっての暗黒歴史。悪魔の手下、魔女の化身などと忌み嫌われて、挙句の果てにモノ扱い。(この辺りは立腹しながら読んでいた。)猫が好意的に描かれるようになるのは十九世紀に入ってから、猫を女性の象徴・女性らしさを強調する要素として描かれようになる。現在でも女性化傾向は強い気がするが、近代では猫を人間のパートナとして描く方向にシフトしている。

  • どぶねずみ

    エジプト神話や古代インドの説話集「パンチャタントラ」にも神秘的な存在として登場する猫。野生猫が家猫として確立したのはごく最近のことで、世界中あらゆる国で農家の鼠取りとしての役割を果たしていた。その一方で、悪魔や魔女の象徴とも言われ、虐待の対象にされた時代もある。また、女性のことを猫のようだという比喩表現も数多くの書籍に残されており、本もたくさん紹介されている。猫は元々好きだけど、とても興味深い内容。

  • くさてる

    タイトル通り、猫が世界(西洋中心)でどのように扱われ、表現され、文化の中に息づいてきたかを解説した一冊。可愛いいとか愛されるだけでなく、受難の時代もあったことが良く分かります。けれど、それにもかかわらず人間のそばからいなくなることがなかった猫は、その存在こそが人間の文化に深く食い込むものとなっても不思議ではないというのが読後感。図版も多く、読みやすかったです。

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