キャサリン・ロッテンバーグ

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ネオリベラル・フェミニズムの誕生

キャサリン・ロッテンバーグ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784409241738
ISBN 10 : 4409241737
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"「女性たちよ、働く母になり、バランスよく幸せに生きろ」

20代ではキャリアを、30代では育児を。すべてが女性の肩にのしかかる「自己責任化」を促す、ネオリベラルなフェミニズムの出現とは? 果たしてそれはフェミニズムと呼べるのか? Facebookの元COOシェリル・サンドバーグやイヴァンカ・トランプらのエッセイ、マミー・ブログやドラマ等を分析し、若い女性たちに示される「幸せな」人生の選択肢とその隘路を問う。アメリカ・フェミニズムのいまを映し出す待望の邦訳。

「教育があり階級上昇を志向する女性を総称的な人的資本へと完全に変換してしまうことに対して、ネオリベラル・フェミニズムはある種の対抗として機能していると理解されねばらない(‥)。ネオリベラル・フェミニズムは、逆説的に、また直感に反するかたちで生殖=再生産を「上昇志向の」女性たちの規範的な人生の道筋の一部として保持し、バランスをその規範的な枠組みかつ究極の理念とすることによって、ネオリベラリズムを構成する本質的な矛盾の一つを解消する手助けをする。」(本文より)

原著: Catherine Rottenberg, The Rise of Neoliberal Feminism, Oxford University Press 2018.

◎目次
序 章 ネオリベラル時代のフェミニズム
第1章 スーパーウーマンはいかにしてバランスを取ったのか
第2章 ネオリベラル・フェミニスト
第3章 ネオリベラルな未来性と総称的(ジェネリック)な人的資本
第4章 バック・フロム・ザ・フューチャー――「いまここ」にむかって
第5章 フェミニズムの収斂(コンヴァージェンス)
第6章 フェミニズムを取り戻す"

【著者紹介】
キャサリン・ロッテンバーグ : ロンドン大学ゴールドスミス校教授。専門はメディア、コミュニケーション、カルチュラル・スタディーズ

河野真太郎 : 1974年、山口県生まれ。専門は英文学、イギリスの文化と社会。専修大学国際コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りん

    自分がネオリベラル・フェミニズムに取り込まれそうになっていたことを感じた 考え方はとてもよく分かるのだが、じゃあ具体どうしていけばいいんだろう、というのは課題として残る、そういった意味で何をどうすればいいか一定指針としてわかりやすいネオリベラル・フェミニズムの考え方が広がっていってしまうのもわかる 未来志向からいまココへの話、一旦違うように思えるけどたしかに地続きなの面白かった、常に自分のことを正しいと証明する必要に駆られるというか、、

  • ちり

    “女性の「進歩」がいかにして、自己の公的な側面と私的な側面とのあいだの適切なバランスを生み出す能力として再認識されてきているかを証明していると示唆したい。リベラル・フェミニズムのこの変容は、リベラリズムによる空間の解釈における、緊急性を増している危機の結果であり、それはまさに、自由、平等な権利、そして社会的公正の概念の抹消を基礎としている”

  • 私はなんでこんなにも興味を持てない本を苦しみながら読んでるんだっけな…の答えをパッと思い出させてくれた本日のキモい流行語>「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」

  • MOONIN

    私の知識が足りなくてきちんと理解できたとは思えないけど、読んでよかったと思う。 「キャリアと家庭の間でバランスを取る」…そんな精神、肉体、金銭、運の全部に恵まれた人しか実現できない理想を、現代のミドルクラス女性は社会から暗黙で押し付けられている。その理想を内面化しようとして無駄に苦しんできた経験があるけど、この本を読んでそれをしなくていいと思えたのは収穫だった

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