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人体ヒストリア その「体」が歴史を変えた

キャサリン・ペトラス

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863135642
ISBN 10 : 4863135645
Format
Books
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代の洞窟に描かれた手形から、ギリシャ神のペニス、近代中国の纏足、宇宙遊泳中の膀胱まで、著者のペトラス兄妹は独特のウィットと鋭い洞察力を駆使し、歴史のなかで人体が果たしてきた役割、人体が歴史に与えた影響に着目した。まったく新しい視点で歴史と人体を「解剖」する、知られざる秘話、トリビア、エピソード集。

目次 : 紀元前5万年〜紀元前1万年 旧石器時代の女性の手―世界最古の洞窟アート、「手形ステンシル」はなぜ生まれたか/ 紀元前1478年〜紀元前1458年ごろ ハトシェプスト女王の顎ひげ―「堂々たる男らしさ」を装い、古代エジプトを統治した女傑/ 紀元前510年〜紀元前323年 最高神ゼウスのペニス―性器から見る古代ギリシャの美学と哲学、「小さいことはいいことだ」/ 紀元前69年〜紀元前30年 クレオパトラの鼻―なぜサイズが問題なのか―鼻の高さと帝国の大きさの関係/ 226年〜248年 趙氏貞の乳房―胸もあらわに家父長制と闘ったベトナムのジャンヌ・ダルク/ 634年ごろ〜687年 聖人カスバートの爪―カトリック教会にとって聖遺物とは、影響力と大金を得る手段/ 700年ごろ ショーク王妃の舌―ボディーピアスのマヤ流政治学―流血の儀式はいかに文明を維持したか/ 973年〜1057年 アル・マアッリーの目―視力を失った哲学者の先見性―中世イスラム世界はいかに進んでいたか/ 1336年〜1405年 ティムール(タメルラン)の脚―ハンディをものともしない、チンギス・ハーンより残忍な征服者/ 1452年〜1485年 リチャード3世の背中―王位争いとネガティブキャンペーン、そして「かの有名な劇作家」が強めた暴君像/ 1483年〜1546年 マルティン・ルターの腸―便秘に悩んで宗教改革!天啓は神聖な場で下りたわけではない/ 1501年ごろ〜1536年 アン・ブーリンの心臓―噂の王妃は頭だけでなく、ハートも切り取られた?/ 1600年〜1649年/1559年〜1658年 チャールズ1世とクロムウェルの頭―王党派vs議会派―ともに首を刎ねられた元首の話/ 1661年〜1700年 カルロス2世の顎―同族結婚に執着したスペイン・ハプスブルク家の悲劇/ 1732年〜1799年 ジョージ・ワシントンの(入れ)歯―建国の父である「ご主人様」はどうやって歯を手に入れたか/ 1741年〜1801年 ベネディクト・アーノルドの脚―残された脚だけが英雄扱い―独立戦争の功労者、同志を裏切る/ 1743年〜1793年 マラーの皮膚―煽動、暗殺、プロパガンダ、神格化…風呂から出られないパリの革命家の一生/ 1788年〜1824年 バイロン卿の足―徹底したイメージ戦略で生まれた悩み多き「正統派アイドル詩人」/ 1822年ごろ〜1913年 ハリエット・タブマンの脳―頭蓋骨を砕かれて見えはじめた、奴隷制廃止への一条の光/ 1847年〜1922年 ベル一家の耳―失われた聴覚はどうカバーする?史上最強の利器が誕生するまで〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tatsuhito Matsuzaki

    「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史も変わっていたであろう」との言葉のように、あの日あの時あの場面で、時代の潮流の象徴となる人物が…… その特筆すべき人体パーツについて、知られざる秘話やトリビア&エピソードを解説しています。 知的好奇心&探求心をくすぐる面白い切り口の翻訳本。 なお、世界史の知識がベースにあると更に楽しめます。 #世界最古の手形 #ゼウスのペニス #趙氏貞の乳房 #アンブーリンの心臓 #レーニンの皮膚 #秋瑾の足 #メアリーマリーンの胆嚢 #アインシュタインの脳

  • marua

    普段は歴史書は殆ど読まないが、素敵な装丁に惹かれて借りてきた。刎ねられた首や死後に切り分けられる遺体の話、纏足の歴史的背景を読むと人間は基本的に残酷で痛みによって尊厳を奪い、優位に立とうとするものなんだなと。史実の裏側(権力者が歴史書に残さないようにしてきた話)を身体から読み解く手法、面白かった!

  • くらーく

    いや、読んでいないのだが、返却期限が来てしまった。ちょこちょこと面白いのだけど、何だか進まないのだな。誰か日本人版を作っておくれ。カタカナの人名は頭に残らないのよ。 彫刻のペニスの話ね。男の心理(見栄と本音と)の哀しさよね。あと、毛沢東とスターリンのエンバーミングね。可哀そうなのは、エンバーミング担当よね。もともと技術が無いのに無理やりとか、元が悪いのに良く見せようとか。たぶん、どんどん崩れていく死体を見て、どうにもならんな、やってらんないなと思っただろうに。 これは再度借りて読むようにしたいわ。

  • takao

    ふむ

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