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ISBN 10 : 4779130476
Content Description
幕末から明治初期、日本の混乱期に多くの文化財が流出した。そして世界に名を馳せた葛飾北斎の作品は高値で取引された。北斎の娘・応為は父に劣らず健筆を振るっていたが、女性絵師は認められることの無い時代であった。来日したアーネスト・フェノロサやエドワード・モース、ウィリアム・ビゲローの三人が買い集めた作品群の中には応為の作品も含まれていた…。一方、フェノロサの二人目の妻となったメアリーもまた、自身も成功した作家でありながら、女性であるがために正当な評価を得られずもがき苦しんでいる一人だった。亡霊となって復活し、父と自身の作品の行方を追う使命を担った応為は、次第にそんなメアリーに自分を重ねるようになる。自らの功績と歴史との折り合いをつけるため、応為が最終的に下した結論とは…。
【著者紹介】
キャサリン・ゴヴィエ : カナダの作家。カナダ勲章受章者キャサリン・ゴヴィエC.M.は世界各地で出版や講演を行っている。40年に渡る作家活動において、11冊の小説、3冊の短編集、2冊の紀行文アンソロジーを上梓。カナダのエンゲル/フィンドレー賞とトロント市図書賞を受賞。アルバータ大学の〈特出した卒業生〉およびヨーク大学の〈フェイマス・フィフティ(有名な50人)〉の一人であり、カナダ自由人権協会から芸術における卓越性を認められている。移民女性のための全国的な執筆およびパフォーマンス組織であるThe Shoe Projectの創設者。“鳥の芸術家”ジョン・ジェームズ・オーデュボンを描いた小説Creation『クリエーション』はニューヨーク・タイムズ紙の年間注目図書に選ばれた
モーゲンスタン陽子 : 作家・翻訳家・ジャーナリスト。東京都出身。カナダ在住時に執筆活動を始め、主に北米の文芸誌などに作品を発表。2021年にはニューヨークの人権団体International Human Rights Art Festival[現Movement]発行のWomen Power. Vol.2に参加。2022年カナダのGuernica Editionsより短編集A Perfect Day to Dieを出版。筑波大学にて政治学学士、カナダのシェリダン・カレッジにてジャーナリズムのディプロマ、ドイツのバンベルク大学にて英米文化研究修士を取得。現ドイツ在住、母校バンベルク大学にて英語を教えている。日本ペンクラブ、欧州著作家連盟(Die Kogge)公式会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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星落秋風五丈原
読了日:2025/06/30
GO-FEET
読了日:2025/07/31
tess
読了日:2025/05/31
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