キム ヨンデ (音楽評論家)

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キム ヨンデ (音楽評論家)

User Review :5.0
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Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760152193
ISBN 10 : 4760152199
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

韓国が生み、世界が育てたボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」。いまや世界各地に熱狂的なファン「ARMY」を持つ彼らの音楽と人気を論じる初の本格的BTS評論。
米韓で活躍する韓国人音楽評論家が、2018年までにBTSが発表した全楽曲を徹底レビュー。さらに全世界を巻き込んだ「BTS現象」を、韓国音楽界の重鎮や作曲家や文学評論家、ジャーナリスト、グラミー賞投票者など各界の専門家のインタビューを交えながら掘り下げる。


【著者プロフィール】
キム・ヨンデ 音楽評論家で文化研究者。韓国大衆音楽賞選定委員。ヨンセ大学経営学科を卒業した後アメリカワシントン大学音楽学博士課程修了。ソウルで生まれ、2007年からアメリカシアトルで住み、10年以上アメリカにおけるポップミュージックのマーケットとK-POPの動向を観察し研究している。現在〈ハンギョレ〉など韓国のメディアと、ニューヨークマガジン「vulture」や MTV等の外国メディアにも音楽評論を投稿し、2017年ユーチューブチャンネルを開設。BTSを始め多様なK-POPを分析・紹介する動画をアップロードしている。著書には 『90年代を飾った名盤50』『韓国ヒップホップ 熱情の足跡』(いずれも未邦訳)などがある。

【訳者プロフィール】
桑畑優香(くわはた ゆか)翻訳家、ライター。
早稲田大学第一文学部卒業。延世大学語学堂・ソウル大学政治学科で学ぶ。
「ニュースステーション」ディレクターを経てフリーに。
ドラマ・映画のレビューを中心に『韓国語学習ジャーナルhana』『韓流旋風』『現代ビジネス』『デイリー新潮』『AERA』『Yahoo! ニュース 個人』などに寄稿・翻訳。
訳書に『韓国映画俳優辞典』(ダイヤモンド社・共訳)、『花ばぁば』(ころから)、『今、何かを表そうとしている 10 人の日本と韓国の若手対談』『韓国映画100選』(クオン)など。


【目次】(予定)
◆プロローグ BTS現象の秘密を掘り起こすために

◆1部 ヒップホップアイドル BTS
コラム1 「KCON 2014」現場で見つけたBTS現象のカギ

レビュー1 『2 COOL 4 SKOOL』
レビュー2 『O!RUL8,2?』
レビュー3 『Skool Luv Affair』

コラム2 K−POPアイドルの進化

レビュー4 『DARK & WILD』
レビュー5 『RM』(RM)

インタビュー1 ヒップホップジャーナリスト キム・ボンヒョン:過小評価された「ラッパーBTS」

◆2部 K-POPの新しいモデル
コラム3 現地化戦略でないストーリーと正統性へ:BTSと「ARMY」が提示する K-POPの対案

レビュー6 『花様年華 Pt.1』
レビュー7 『花様年華 Pt.2』
レビュー8 『花様年華 Young Forever』

インタビュー2 作曲家ブラザー・スー:アイドルを超えてミュージシャンになる

レビュー9 ミックステープ『AGUST D』(AGUST D/SUGA)
レビュー10 2ndフルアルバム『WINGS』
レビュー11 『YOU NEVER WALK ALONE』

インタビュー3 文学評論家 シン・ヒョンチョル:青春の傷を癒す

◆3部 地上最高のK-POPグループBTS
コラム4 「ARMY」が導いた新しいK-POP談論:「BTS-POP」とK-POPファンダムの多層化

インタビュー4 韓国大衆音楽賞(KMA) 選定委員長 キム・チャンナム教授:韓国大衆音楽評壇から見るBTS現象

レビュー12 『LOVE YOURSELF 承’Her’』
レビュー13 『HOPE WORLD BY J-HOPE』
レビュー14 『LOVE YOURSELF 轉 VTearV』

コラム5 BTSは本当にアメリカで人気があるのか?:ビルボード・ミュージック・アワード2年連続受賞とBTSの「人気」

インタビュー5 ビルボードコラムニスト ジェフ・ベンジャミン: K-POP産業の新しい作動法

レビュー15 『LOVE YOURSELF 結 'Answer'』
レビュー16『mono.』(RM)

コラム6 K−POPにおける「韓国の正統派」の存在とは
コラム7 ニューヨークの中心で韓国語の大合唱

インタビュー6 グラミー賞の韓国人投票者と語る

コラム8 グラミー賞ノミネートの裏側:K-POP最初のグラミー賞ノミネートの歴史的意味
コラム9 「世界最高のボーイバンド」の先へ

◆エピローグ 報道されないBTS現象のミッシングリンク
◆日本語版書下ろし 2019年とこれからのBTS

【著者紹介】
キム ヨンデ (音楽評論家) : 音楽評論家で文化研究者。韓国大衆音楽賞選定委員。延世大学経営学科卒業、アメリカ・ワシントン大学音楽学博士課程修了。ソウルで生まれ、2007年からアメリカ・シアトルに住み、10年以上アメリカにおけるポップミュージックのマーケットとK‐POPの動向を観察し、研究している。近年は『ハンギョレ新聞』など韓国メディアと、『New York Magazine‐Vulture』『MTV』などの外国メディアに音楽評論を寄稿し、2017年にYouTubeチャンネルを開設

桑畑優香 : 翻訳家、ライター。早稲田大学第一文学部卒業。延世大学語学堂・ソウル大学政治学科で学ぶ。「ニュースステーション」ディレクターを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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学術的な本で、論文というのがピッタリです...

投稿日:2021/07/08 (木)

学術的な本で、論文というのがピッタリです。音楽の専門用語もでてきたり、いわゆるアイドル本ではないので、写真とかたくさんあるんだろうな〜と思って買うとイメージと違う!ということになると思います。が、読み応えあり、リリースされた曲の解説などとてもよかったです!

パープル さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    BTSはK-POPで2012年PSY「江南スタイル」以来、ビルボード入りだけではなく、グラミー賞にノミネートされるまでになる。この本では社会現象となるBTSのアメリカでの成功をあくまで楽曲の変遷と解説で辿る。背景にはファンダム「ARMY」の活躍や、ソーシャルメディアの普及などあるが、今までのアイドルと違い、自ら考え自分を表現したミュージシャンであり、歌詞にストーリーがあることだと述べている。2020年8月Dynamite・11月Life Goes Onを発表した。う〜ん、そこまでの良さはわからずに読了。

  • mikarin

    約1年前に沼落ちしてからずっと今を追いかけるのと同時に過去から現在までを辿ってきた。曲を聴き動画を観てインタビューや本を読んだ。こんなに熱心に何をやってるんだろうと疑問に思ったこともあるけど止められなかった。この感じ何かに似てると思ったらアレだ、10年続いてる世界的に有名なシリーズものの小説をついうっかり手に取って読み始めたら止まらなくなり一気読みした感じ。やっと追いついて新作を待ってる感じ。でもまだ全部理解できてなくて何度も読み返してしまう。これは世界を夢中にさせてる物語なんだ。まだ全然熱が冷めないよ。

  • Emkay

    BTSのポップス史における意義や、全米ブレイク直後に至るまでの全アルバム+収録曲の紹介・解説を大真面目に綴ったもの。MVや振り付け、アイドル的側面に関する記述を極力抑え、作詞・楽曲面の解説に特化している点が大変読み応えがある。学校三部作〜青春三部作のころはあまり知らなかったが、あまりにも著者が絶賛する曲はついついYouTubeで聞いてしまった。デビュー当時からヒップホップ色が強かったこと、歌詞にメッセージ性が強いことには気づかざるを得ないし、時系列に曲を聴いていくとその試行錯誤と成長を感じ取れて面白い。

  • 二人娘の父

    今となっては驚いてしまうが、彼ら(BTS)の存在は、当初国内での評価が低く、海外、特にアメリカでの支持を中心に、いわば逆輸入の形で韓国内にその人気が伝わってきたという経過に、彼らの本質の一端が現れている。彼らを評価する側の最大の矛盾は「ポップス」と「ヒップホップ」という相反するジャンルを併せ持つ彼らへの評価である。黒人音楽として、社会の矛盾や人間の内面について率直な表現を行うヒップホップ。それをルーツに持つBTSというグループについての理解を深める上で、非常に興味深く、参考になる評論であった。

  • Timothy

    新刊『Beyond the Story』と並行読み。新刊がチームを取り巻く状況を語る中でその結実である音楽に言及するのに対し、本書は音楽評論家によるアルバム批評本のため、二つの異なる側面から歴代楽曲を眺める事ができてよかった。原書は2019年春の刊行なので、世界(特に米国市場)におけるBTS受容をコラムのテーマに掲げる本でありながら、タイムラインがLove Yourselfで終わってしまう。国際性の点ではその後の印象が強すぎて過小評価されがちだが、当時から既にかなりの勢いだったのだ。

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