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かたつむり

キム・ミヌ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784751530696
ISBN 10 : 4751530690
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この世界の主人公である「キミ」におくる、はげましの絵本!ペダルのない幼児用の自転車に乗る少年は、兄の自転車についていこうと必死でがんばりますが、兄に「遅い」と言われ、置いてきぼりに。しょんぼりと歩いていると、目の前の木にかたつむりが!かたつむりは少年を、思いもかけない場所へ連れていってくれます。

【著者紹介】
キム・ミヌ : 絵本作家になる前は、アニメーションの企画・制作の会社でアニメ「ラーバ」などの制作に携わった。絵本の魅力に出会い、絵本作家養成プロジェクト「サンサンマダン・ボローニャ絵本ワークショップ」で絵本づくりを学ぶ。「かたつむり」がはじめての絵本作品

わたなべなおこ : 1983年生まれ、韓国ソウル育ち。一橋大学大学院言語社会研究科修了。韓国語教室「ことばの森ソルレム」運営。「韓国語多読の会」や翻訳などを通して韓国の絵本を日本に紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 天の川

    絵本だけれど、ちょっと漫画のような絵柄&コマ割りのページもあって。お兄ちゃん達についていきたい小さな男の子。自転車はどんどん引き離され…モノクロの線画に男の子のヘルメットだけが赤で印象的。おいてけぼりにされた野原の木で見つけたかたつむり。一緒に登って見渡す夕景は一気にカラーになる。「おそくたっていいや。そらをみながらいけばいいんだ。」”この世界の主人公である君へ”と作者のあとがきが勇気をくれる。そういえば、がまくんとかえるくんで、かえるくんがかたつむりに手紙を託してた。かたつむりは世界の遅い代名詞かな。

  • とよぽん

    お兄ちゃんとその友達、ぼくから見れば憧れの存在だろう。でも、ぼくはなかなかお兄ちゃんたちと一緒には自転車をこげない。でも・・・。作者からの温かいメッセージが伝わってくる。「ぼく」と同じくらい「かたつむり」が重要な役割を担っている。それで、タイトルが『かたつむり』。ぼくと一緒に私も夕日の美しさに見とれた。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ)

    図書館でふと手にしたが、とっても素敵な絵本だった。無理せず少しずつ頑張ることも意味がある。自分らしさも大切。いっぱいメッセージを感じたこの本、オススメ。

  • たまきら

    高速道路を降りると一般の道で道の駅や面白い店が見つかる。自転車は風が気持ちいい。歩くと人と話せたりする。でも人によっては遅いのは致命的だし、空調無しの移動なんて考えられないし、靴のせいで10分ごとに休みたいと思ったりするのかもしれない。自分は置いていくお姉ちゃんだったので、今でも妹に恨み言を言われる。でも一番最初に原っぱの草を分けていくあの快感忘れられない。…同時にいつまでものろのろしていて、前が見えなくなるまで遊んでた。かたつむりと楽しむ男の子も、いつか早くなるんだろうな。

  • anne@灯れ松明の火

    遠い方の新着棚で。予備知識なく、あまり期待もせずに、手に取ったが、「なんて、素敵!」 ゆっくり読みたくて借りた。見返しに小さく描かれたかたつむり。そして、ペダルのない自転車に乗る小さな男の子。お兄ちゃんについて行きたいけれど、置いて行かれる。モノクロの中に、男の子の赤いヘルメットが映える。滑り落ちて叫ぶ姿、胸が痛い。一緒に叫びたくなる。でも、赤い殻のかたつむりを発見して……。ネタバレになるので書けないけれど、ラスト、本当に素敵! 作者のメッセージも伝わる。ぜひ多くの人に読んでほしい。訳はわたなべなおこさん

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