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エディ、あるいはアシュリー となりの国のものがたり

キム・ソンジュン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750518084
ISBN 10 : 4750518085
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

性の多様性。移民。失われた日々。喪失。暴力…。どこにでもあるリアルな世界を、時を越え、現実と幻想とを自由に行き来しながら、未来と希望を信じて描いた短編集。ジェンダー・アイデンティティの不確かさを自らに問いかける表題作「エディ、あるいはアシュリー」、第63回現代文学賞受賞作「相続」など8作品を収録。

【著者紹介】
キムソンジュン : 1975年ソウル生まれ。明知大学文芸創作学科卒業。2008年に短編「わたしの椅子を返してください」で中央新人文学賞を受賞し、デビュー。2010年から3年連続で若い作家賞を受賞し、期待の作家として頭角を現す。2018年に「相続」(本書収録)で第63回現代文学賞を受賞

古川綾子 : 神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。翻訳家。神田外語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 星落秋風五丈原

    様々なジャンルの作品が入っていました。

  • Jessica

    リベラルなファンタジー短編集と言ったところでしょうか。旅行時機内に持ち込んで読み終えました。 表題作よりも『百年の孤独』のような要素のある、5年に一度集うフィリピン人家族のストーリーが印象的でした。なんというか、ストーリー展開が全て独特なんですよね。 それぞれの話に個性がありすぎてなかなかまとめるのが難しい本作、所謂現在韓国の一部の世相といった感じで好きな方は好きだと思います。

  • 一柳すず子

    5年に一度集う一族、性の不確かなアイデンティティ、人生に深く関わる出会い、何者にもなれなかった私たち、愛のマジックリアリズム、抑圧と解放、シスターフッド的な何か、おとぎ話の主役は自分なのだ。

  • 今日もおひさま

    童話パッチワークからSFの鮮明さまで 『エディ、あるいはアシュリー』キム・ソンジュン 舞台も散り散りな八編を収録した短篇集。 現代文学賞を受賞した『相続』(〜2018)は面白く読んで、『メイゼル』(〜2019)は、著者を読むきっかけ『未来は長く続く』(〜2020)は、SFの設定を上手くつなぎ合わせたパッチ―ク生の中に鮮烈さと創作的なバランス感覚が良かったのを思いだす。今回は童話とファンタジー性のそれを見せれくれた。 以下ブログ https://todayisalso-stroll.com/?p=4657

  • nightowl

    前半のこの出来事があったから崩れ落ちずに済んでいるエピソード主体のものから、後半のファンタジー強めにして生きづらさの表現をマイルドにしているものとがありA/B面で雰囲気の異なるLPレコードを思わせる短編集。若者が本を通じてメンターに会う哲学的な「海馬と扁桃体」がベスト。個人的にはファンタジー路線を進めずにリアル描写を追求してほしい。日本の学生運動世代の敗北に近い「正常人」のほろ苦さも国を越え理解出来るものがある。

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