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民主主義を学習する 教育・生涯学習・シティズンシップ

ガート・ビースタ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326299041
ISBN 10 : 4326299045
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

民主主義の学習とは、政治における主体化である。学校や社会でいかに民主主義を学んでいくのか、理論的・歴史的・政策的に考察する。

【著者紹介】
ガート・ビースタ : 1957年、オランダ生まれ。ライデン大学で博士号を取得。同大学講師、ユトレヒト大学上級講師、エクセター大学教授、スターリング大学教授などを経て、ルクセンブルク大学言語・文学・人文科学・芸術・教育学部教授。ウプサラ大学、オレブロ大学名誉博士、マラーダレン大学客員教授

上野正道 : 1974年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在:大東文化大学文学部准教授。ブリティッシュ・コロンビア大学客員准教授、ルクセンブルク大学客員研究員、上海師範大学研究員などを歴任

藤井佳世 : 1975年生まれ。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。現在:横浜国立大学教育人間科学部准教授

中村(新井)清二 : 1977年生まれ。首都大学東京大学院人文科学研究科修士課程修了。現在:埼玉県立大学、法政大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • シティズンシップ教育の土台となる教育哲学の本。 昨今、投票率の低下などから民主主義の危機が叫ばれるが、その危機は市民が政治に参加しないことの結果ではない。むしろ、市民にとっての民主主義の場が不足していることが原因である。したがって、シティズンシップを「教えこむ」ことは誤りである。そのような教え込みは市民を社会に適合する個人に育て上げようとしている。重要なのは、日々のなかで民主主義的な実践に実際に参加すること、その経験から学ぶことである。民主主義や政治の批判し、絶えず捉え直す機会である。

  • HYdaniel

    イギリス、ヨーロッパのシティズンシップ教育と、その前提にある市民観に対する問題提起から始め、民主主義をどう捉えるか議論していく一冊。現在のシティズンシップ教育が、社会参画に必要な知識・能力を持った「個人」を理想の市民と定義し、それに向けて教育を施す設計になっているのに対して、本書では、シティズンシップとは個人の政治・社会との関わりにおいて都度発揮され、同時に学習されるものだとして、政治・社会に、個人が参画できる実験的取り組みの空間・機会が開かれていることを重視する。哲学系の翻訳調で、読みやすくはない。

  • 有智 麻耶

    シティズンシップが個人の資質として捉えられ、教えることで身につけられるものだという考えが批判されており、目から鱗だった。政治的シティズンシップを重視する側も、社会的シティズンシップを重視する側も、個人主義的な発想は一致しているということか。民主主義を明確に定義できない以上、民主主義の学習は終わらない実験のプロセスでしかないという。公民的資質の育成を目的とする学校教育をどう考えるべきか、そこを探究したい。

  • Ishida Satoshi

    読了。英国のシチズンシップ教育の話題を中心に、良識ある判断力を備えた政治的主体の形成に向け、政治的、経済的、社会的、文化的側面に対して思慮深い価値判断を行うことができ、そして公共的な事柄に対して責任あるコミットメントを果たすことのできる理想の教育や人物像について議論を展開。本書全体を通じて、良き市民の育成は、民主主義の発展と不可分であると考えてあり、いかに市場化や個人主義を乗り越える視点を教育に宿せるかということが、英国研究者の理論、生涯学習、高等教育をめぐる政策的議論から追求されています。民主主義には修

  • さなぎ

    民主主義と教育の関係を、学びたくて読み始めたのだけど、なかなかハードで全然理解できたとは思えないのだけど、それでも、シティズンシップ教育が社会化ではなく、主体化を目指すというのは共感できた。訳者の本やシャンタルムフ、デューイなど読んで勉強しようと思います。

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