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渇き ルリユール叢書

ガブリエル・マルセル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864883276
ISBN 10 : 4864883270
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日常生活における真の「愛」の実相が家庭劇の対話を通じて追求され、登場人物各自の自発的な自己反省から人間存在そのものの内なる飢え、〈渇き〉という存在論的問題が浮き彫りにされる――「形而上的体験」が具現化された、哲学者ガブリエル・マルセル中期の代表的戯曲。本邦初訳。

【著者紹介】
ガブリエル・マルセル : 1889‐1973。フランスの哲学者・劇作家。パリに生まれる。六、七歳で劇作を試みた。十代半ばには音楽を、やがて哲学を志してソルボンヌ大学に入学。二十一歳で教授資格論文「シェリング哲学との関係におけるコールリッジの形而上学的諸理念」により合格した後、保養先の英国で交霊術にも深い関心を懐く。若年時からの知的・人間的素地、経験や関心に基づき、愛の問題を中心とする独創的な哲学的反省を展開しつづけた。カトリックとなるも教義とは無縁で傍観的な立場に留まった

古川正樹 : 1957年11月、鹿児島県に生まれる。鹿児島県立鶴丸高等学校卒業。仏語論文「メーヌ・ド・ビランにおける哲学と宗教」により、パリ=ソルボンヌ大学哲学博士(成績mention tr`es honorable)取得。鹿児島大学・早稲田大学講師等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nightowl

    「稜線の路」に続く同叢書、同作者、同訳者による一冊。愛の不毛について言いたい気持ちは分かりつつ、相変わらず翻訳が直訳体。中学生が訳したのではと思うようなレベル。例:p.158 "どうして私は、あなたが私にあなたの考えのすべては言わないという印象を持つのかしら?"、p.160"僕はむしろ、僕が君から、僕たちを窒息させていたように思われる何かを引き離したと思う。"等々。我慢しながらの読了。ましてや、舞台上演のためきちんとした話し言葉に置き換えることが必要とされる戯曲でこの調子。前衛劇としてなら見たいかも。

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