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薬物戦争の終焉 自律した大人のための薬物論

カール・l・ハート

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622097747
ISBN 10 : 4622097745
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「薬物戦争」の名のもとに行われる社会的弱者への人種差別や人権侵害は、もう終わりにしよう――。「違法」とされる薬物の本当の効果、安全な使用法を説くとともに、米国の厳罰主義政策の背景にある人権問題、制度的暴力、研究者たちのバイアスを詳述。コロンビア大学で依存症を中心とした神経心理学の研究に従事し、現役のヘロインユーザーである著者が、違法薬物にまつわる神話を解体する。

【著者紹介】
カール・L.ハート : 1966‐。コロンビア大学心理学部・精神医学部教授。ニューヨーク州立精神医学研究所研究員。神経精神薬理学の分野で数多くの科学論文、一般向けの論考を発表している。著書High Price:A Neuroscientist’s Journey of Self‐Discovery That Challenges Everything You Know About Drugs and Society(Penguin Press 2013;『ドラッグと分断社会アメリカ―神経科学者が語る「依存」の構造』早川書房2017)は2014年PEN/E.O.ウィルソン文芸科学賞を受賞

松本俊彦 : 1967年生まれ。精神科医。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部長。1993年佐賀医科大学卒。横浜市立大学医学部附属病院精神科、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所司法精神医学研究部、同研究所自殺予防総合対策センターなどを経て、2015年より現職。著書『誰がために医師はいる』(みすず書房2021、第70回日本エッセイスト・クラブ賞受賞)他多数

片山宗紀 : 1987年生まれ。公認心理師・臨床心理士。ハームリダクション・サイコセラピスト。博士(医学)。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部研究員。2015年鹿児島大学大学院臨床心理学研究科修了。2024年に薬物使用に対するスティグマの研究で学位取得。現在、アジア初のオンラインによる薬物使用状況に関する国際研究を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ∃.狂茶党

    薬物解放の本。 と言っても、第三書館ではなく、みすず書房から出ている。 つまりとっても真面目な本で、薬物依存症の専門家がチェックしている。 日本語版の出版自体、依存症の専門家が企画して、翻訳したものだ。 筆者の主張を全面的に信用するかは留保するとして、大変読みやすく、主張も理解しやすい。 原注の大部分は英語文献のようで、細かい点は言葉の壁でわかりませんが、読み進めていくとお馴染みの構図が出てくる。 差別と搾取。

  • tt23836148

    非常にオススメする本である。だがリテラシーを必要とする本でもある。実本で295ページから始まる『監修者解題』の著者『カール・L・ハート』の来歴を背景にして織り込み済みにして読まないと、誤解してしまうかもしれない可能性を孕み持つ本だ。そしてこれは、米国の『薬物』の話だが、それは『人種差別』(主に黒人に対する米国の)の話でもある。だが、日本とは無縁の話かというとそうではない。日本は薬物、便宜上『ドラッグ』と言っても良いが、それに起因する問題は他の国に比べて少ないとされる。そしてそれが健全だとされ、褒められる

  • パン太郎

    まさに題名の通りの内容。学生時代に見せられたおどろおどろしい反薬物キャンペーンのビデオからは俄かに信じがたい事実が書いてあります。しかしながらだったらなぜ厳しい罰則があるのかというところで、根深い既得権益の存在や人種差別が炙り出されるのです。

  • y

    サブタイトルがやや不穏な感じがしたので、監修者解題から読みました。著者の生い立ちや経歴がわかった上で読めたので、内容がすんなり入ってきました。法的に規制される薬物は恣意的であることは監修者の著書などから理解していましたが、アメリカでは更に根深いものがあるのだなぁと暗い気持ちになりました。「Science Fictions」を読んでいたので、さもありなんといった科学者や実験結果には、あまり驚かなかった自分が驚きでした。

  • Go Extreme

    https://claude.ai/public/artifacts/78e5ee1d-6b34-4daa-bc1f-8faba0887e17

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