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ISBN 10 : 4867930652
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マックス・ヴェーバーに傾倒し、後にライバルとなったハイデッガーの盟友、アーレントの師でもある文字通り「知の巨人」にもかかわらず、近年は顧みられることが少なかったカール・ヤスパース。「世界哲学」の嚆矢とも言うべき彼の哲学が再注目されるなか、その思想の核心を理解するうえでの重要書を初翻訳。
目次 : 第1章 理性と信仰の旧来の対立は、本質的なものをもはやとらえない(啓示信仰の思考における状況/ 自然理性とは何かという問い/ キリスト教とは何かという問い/ 理性と信仰(哲学と神学)の区別の史実的な回想/ 科学、哲学、神学/ 暗号の王国の純粋性を求める争い/ 暗号の様々な様態/ 暗号の王国における争い/ 啓示信仰の尊重、―しかし、様々な条件のもとで)/ 付録1 カール・ヤスパース「聖書宗教について」/ 付録2 岡田聡「カール・ヤスパースのひとと思想」
【著者紹介】
カール・ヤスパース : ドイツの精神医学者、哲学者。1883年生。長じて精神医学を修めて、ハイデルベルク大学で1908年に博士学位、1913年に教授資格を取得。1922年、哲学部正教授に就任。妻がユダヤ系のため、1937年、ナチスにより強制退職。1938年出版禁止。戦後の1945年復職。1948年、スイス、バーゼル大学に転じ、1961年定年退官。1969年没
岡田聡 : 1981年生。鎌倉女子大学講師。駿台予備学校出身。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学助手、トリア大学留学、日本学術振興会特別研究員PD、立教大学兼任講師などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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