カール・ハインリヒ・マルクス

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賃労働と資本

カール・ハインリヒ・マルクス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003412466
ISBN 10 : 400341246X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/1981
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

労賃とは何か、労賃はいかにして決定されるか、という身近な問題から出発して価値法則を簡潔に説明し、剰余価値の成立を明らかにする。マルクスがこれを『新ライン新聞』に連載してから百数十年、資本制的搾取の仕組を暴露したこのパンフレットは世界各国の労働者に広く読みつがれてきた。主著『資本論』への最良の入門書。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おたま

    1849年に「新ライン新聞」に掲載された文章が元。まだ経済学に対して、理論的検討、経済学知識が十分ではないために、その用語や論の運びが安定していない。その著しい表れが、原文にあったという「労働」と「労働力」との混同だろう。また後に『資本論』で本格的に解明される、本質的/現象的な理解が混在しているようにも思う。例えば、価値と価格、あるいは剰余価値と利潤というものが混同されている感がある。この文章の後に深められて、精緻に論述されるようになる、そのとっかかりにあるようだ。マルクスの論の深化を知るには良い。

  • 白義

    今の日本で行われている、例えば牛丼チェーンの安売り競争(による自滅)を参考にすれば本書の結論はとても分かりやすい。資本は、労働者から労働力によって市場の均衡に付け足された剰余価値を吸収し増大する。それにより更なる資本家同士の競争が巻き起こる。資本家は競争に勝つために商品を少しだけ安くして勝ち残ろうとするが、そのために更なる拡大に手を出さねばならず、安くなった分、賃金も下落し、それに反比例して仕事内容はますます退屈で過密、重負担になる。まさにブラック企業が生まれる理屈もこうしたものだろう

  • たいけい

    2022年1月16日(日)読了。三読。今回は3日で読んだ。労働者は労働力を商品としているという視点から論を展開。資本家はより安価に大量に商品を生産し他の資本家に打ち勝とうとする。そのため機械を導入し、労働者を減らす。製品の原材料や機械のための燃料等の経費は増やそうとするが、労賃は抑えようとする。たとえ労賃が増えても全体の比率では原材料費等の方がもっと増える。従って労働者はいよいよ貧困になっていく。小規模な資本家は労働者になってしまうという考えのようだ。マルクスは資本家自身の労働はどう考えていたのだろうか?

  • たいけい

    2022年1月12日(水)読了。再読。十年ぶりに読んだ。百十頁ほどだが細切れで読むと余計に解りにくい。一気に集中して読んだ方が良い事に気付かされた。資本論を読む前の準備・予備知識として読み込んでおこうと思う。経済については疎いので先に初心者向けの経済学の本を読んだ方が良かったか?訳者例言、改訳版のために、序言、前書き、賃労働と資本、付録手稿「労賃」からの抜粋の6項目。本論の賃労働と資本は50頁。労賃を上げるには資本を増やす。資本が増えると労賃の比率が下がる。相対的に労働者は厳しい経済環境になると理解した。

  • サイバーパンツ

    働けど、働けど、我が暮らし楽にならないどころか、ますます貧困に……。労働と利潤がつり合わないのは、全て資本家のいいように動いているからだとか、資本の拡大化は、分業化・機械化に繋がり、ひいては格差の拡大化に繋がるだとか、マルクスが資本主義の矛盾や歪さをバンバン看破していく。古典だけど、全く古びていない、今でも十分通用する内容。というか、今の労働環境にもかなり通ずる……。

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